「貸株サービスを使って、貸株料収入をもらう」で解説したように、ETFを貸株した場合、貸株料がもらえます。記事の内容は、“貸株サービスを使えば、株を貸すことで、利益を上げることができる。貸株サービスとは、投資家が貸し出した株を、証券会社が運用して、その利益の一部を投資家に還元するサービスのこと“―といったものでした。
上記の貸株サービスを使うと、ETFを保有しながら、追加利益を得ることができます。同じように、“投資信託を保有すること”で、ポイント還元(=キャッシュバック)できる証券会社もあります。ポイント還元できる代表的な証券会社には、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社があります。では、どの証券会社のポイントサービスがいいのでしょうか?
SBI証券がおすすめです。おすすめだと言える理由は、以下です。
- ●SBI証券は、ポイントの再投資に向いているから
●楽天証券は、現金化が困難だから
●マネックス証券は、現金化の条件が著しく不利だから
ポイント還元をおこなう証券会社で、おすすめなのは、SBI証券だと解説しました。
まず、そのおすすめのSBI証券から解説していきましょう。では、SBI証券は、他の2社と比べ、なにが優れているのでしょうか?
それは、ポイントの再投資に向いている点です。ポイントの再投資に向いていると言える理由は、以下です。
1.ポイントの現金化が容易 ポイントの現金化は、SBIグループ会社のポイントサイト(EG サテライト)を通じて簡単におこなえます。ポイントの現金化の手順は、以下です。
| ア. | 投資信託の保有で、SBIポイントを取得 |
| イ. | “EG サテライト”で、SBIポイントを現金に交換*(目減り20%) |
2.還元率がまずまず ポイント還元率は、“販売会社の受け取り信託報酬“の20%です。信託報酬が安いインデックスファンド(STAMシリーズ 4種類)に、1年投資した場合のポイント還元率例は、以下です。
- ※追記(09/12/1)
09年12月1日に、SBI証券のポイント還元率が、”投資信託資産残高の0.1%(年率)”に変更されました。したがって、現金交換時の目減り分を考慮すると、ポイント還元率は、年率:0.08%です。
図:SBI証券のポイント還元率:年率(優良なインデックスファンド:STAMシリーズ 4種類で例示)
| 投信名称 | 取得ポイント(1年)** | 現金交換時の目減り考慮*** | 備考 |
| STAM TOPIXインデックス・オープン | 0.042%(=0.210%×0.2) | 0.0336% | 現金交換時、住信SBIネット銀行以外に振り込んでもらった場合、160円の手数料がかかる。 |
| STAM グローバル株式インデックス・オープン | 0.070%(=0.350%×0.2) | 0.0560% | |
| STAM 国内債券インデックス・オープン | 0.040%(=0.200%×0.2) | 0.0320% | |
| STAM グローバル債券インデックス・オープン | 0.060%(=0.300%×0.2) | 0.0480% |
*** 計算式:取得ポイント(1年)×0.8
- わき道にそれますが、目論見書を使って“販売会社の受け取り信託報酬“を調べる方法は、以下です。
| ア. | まず、目論見書の“投資信託説明書(交付目論見書)の概要”というところをみます。 |
| イ. | 次に、ア.の“信託報酬“という項目をみます。 |
| ウ. | そして、イ.の“指定販売会社”の欄に書いてある数値が、“販売会社の受け取り信託報酬“です。(ポイント計算に使われるのは、”税抜“の数値です。) |
楽天証券は、現金化が困難
SBI証券は、ポイントの再投資に向いているため、もっともおすすめだと解説してきました。
ただ、楽天証券も、ポイントの還元率では、SBI証券に負けていません(ポイント還元率:0.03%~0.12%)。では、なぜ、楽天証券ではだめなのでしょうか?
楽天証券のポイントは、現金化が困難だからです。なぜなら、(1)楽天証券の受け取りポイントは、“楽天スーパーポイント****“・“楽天証券ポイント*****“の2種類から選べますが、(2)上記2種類のポイントには、現金化の交換ルートが無いからです。
**** 楽天スーパーポイントは、楽天グループのサイト(楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルなど)でのみ、現金と同じように使うことができる。
***** 楽天証券ポイントは、(1)楽天スーパーポイントに目減りなしで交換できるほか、(2)かなり目減りするがJMBマイルにも交換できる。
JMBマイルとの交換レート:35楽天証券ポイント(35円相当:楽天スーパーポイント交換時)→JMBマイル10マイル(10円相当:WAON交換時) 目減り71%
マネックス証券は、現金化の条件が著しく不利
SBI証券は、ポイントの再投資に向いているため、おすすめだと解説しました。また、楽天証券は、ポイントの現金化が困難なため、おすすめできないと解説してきました。さて、ポイント還元をおこなう代表的な証券会社は、残りあと1社です。最後の1社は、マネックス証券です。
ただ、マネックス証券も、楽天証券と同じくポイント還元率は高い(0.08%)です。では、なぜ、マネックス証券では、だめなのでしょうか?
マネックス証券は、現金化の条件が著しく不利だからです。なぜなら、(1)マネックスポイントは、マネックス証券でおこなった株式取引手数料に充当できますが、(2)マネックス証券の株式手数料は、もともと高い[成行:約定金額の0.105%(最低手数料1,050円)・指値:約定金額の0.1575%(最低手数料1,575円)]からです。
- わき道にそれますが、電子マネー・金券でよければ、他にも交換ルートがあります。ただし、条件がいいとは言えません。
| ・ | ANAマイレージへの交換(75%目減り) 400マネックスポイント(2000円相当)→ ANAマイレージ500マイル分(500円相当:Edy交換時)(75%目減り)→Edy交換(目減りなし) |
| ・ | 《セゾン》永久不滅ポイントへの交換(目減りなし) 50マネックスポイント(250円相当)→ 《セゾン》永久不滅ポイント50ポイント(250円相当:図書カード交換時)(目減りなし)→図書カード・デパート商品券(目減りなし) ※ ギフトカードには交換できません。 |
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