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長期投資の期間はどのくらい?

 資産を大きく育てるには、長期投資が大切だ―という話を聞いたことがあると思います。実際、資産を増やすには、長期投資は非常に効果的です。

 ただ、長期投資の"長期"は、個人の感覚によって異なります。

 長期投資の話をする前に、長期投資とはどのくらいの期間、投資することを言うのか? を決めなくてはなりません。先に長期投資の期間を決めなければならない理由は、投資期間によって、結論が異なることがあるからです。

 例えば、(1)1年の投資でもじゅうぶんな長期投資である―という前提の話と、(2)30年以上の投資でやっと長期である―という前提の話とでは、結論が異なります。では、長期投資とは、どの程度の期間投資することを言うのでしょうか?

 当サイトでは、長期投資の期間は、30年以上とします。長期投資を30年とする理由は、長期投資の効果は長期になるほど大きくなるため、投資期間が短いと効果がうすいからです。

 以下で、年5%のリターンが見込める投資をするとして、5年投資した場合と、30年投資した場合との―1年あたりの収益を比較してみましょう。

(1)5年運用した場合、27.6%(=1.05^5-1)のリターンが望めます。1年あたりの収益は、5.5%(=27.6%÷5)になります。

(2)30年運用した場合、332.2%(=1.05^30-1)のリターンが望めます。1年あたりの収益は、11.1%(=332.2%÷30)になります。

図:投資は長期間になるほど1年あたりの収益がのびる
5年運用した場合、1年あたりの収益は、5.5%(=27.6%÷5)。30年運用した場合、1年あたりの収益は、11.1%(=332.2%÷30)になります。








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