バランスファンドの欠点は、資産配分が自分で決められないことと、手数料が割高なこと

投資信託ガイドTop > 低コストバランスファンド積立 > バランスファンドの欠点は、資産配分が自分で決められないことと、手数料が割高なこと

« 2014年10月~12月の更新履歴 | メイン | 自分にあったバランスファンドの選び方 »

バランスファンドの欠点は、資産配分が自分で決められないことと、手数料が割高なこと

 「前々回」・「前回」で、バランスファンドの利点を解説しましたが、バランスファンドには欠点もあります。これから解説する欠点が許容できるなら、バランスファンドはとても便利なものです。バランスファンドを使うかどうかは、利点と欠点を天秤にかけて判断してください。では、バランスファンドの欠点とは何でしょうか?

 バランスファンドの欠点は、以下です。

●バランスファンドは、資産配分を自分で決められない
●バランスファンドは、信託報酬が割高

資産配分を自分で決められない

 バランスファンドにも欠点はあります。欠点の中で一番運用に影響が大きいのは、”資産配分を自分で決められないこと”です。資産配分を自分で決められないことが欠点だといえる理由は、”資産配分に妥協が必要になる”・”資産配分が変えられてしまうことがある”からです。

 バランスファンドは、資産配分に妥協が必要になります。資産配分の妥協が必要になる理由は、以下です。(1)バランスファンドの資産配分は、あらかじめ決められていますが、(2)あらかじめ決められた資産配分が、投資家の理想の配分とまったく同じになることはほとんどありません。そのため、多かれ少なかれ資産配分には妥協が必要になります。

 バランスファンドは、投資後に資産配分を変えられてしまうことがあります。どういうことかというと、バランスファンドの中には、資産配分を変更するものがあるからです。資産配分を変更するバランスファンド例は、以下です。

  • 楽天資産形成ファンド(愛称:楽天525)
  • eMAXIS バランス(波乗り型)
  • マネックス資産設計ファンド(育成型)

 資産配分を変えられてしまうことの問題は、”自分が受け入れられるリスク”に合わせて投資ができなくなることです。例えば、低リスクの投資をするために、日本債券がたくさん入った資産配分のバランスファンド(資産配分を変えるバランスファンド)を買ったとしましょう。資産配分を変えるバランスファンドの場合、いつ日本債券の比率を下げて、株式の比率を上げてしまうか分かりません。株式の比率を上げられてしまうと、低リスクの投資をする―という目的が達成できなくなってしまいます。こういった可能性があるため、資産配分を変えるバランスファンドは、リスクに合わせて投資することができません。

 ただし、資産配分を変える―ということは、目論見書に書いてありますので、こういったバランスファンドを避けることはできます。資産配分を変えるバランスファンドの目論見書には、「基本資産配分比率は原則として年1回見直します」などと書いてありますので必ず確認しましょう。資産配分を変えるファンドは、リスクに合わせて投資をしたいときには避けた方がいいでしょう。

 なお、バランスファンドの中には資産配分を変更しないものも多数あります。以下のバランスファンドは、資産配分を変更しないバランスファンドです。

  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  • eMAXIS バランス(8資産均等型)
  • SBI資産設計オープン(資産成長型) (愛称:スゴ6)


信託報酬が割高

 バランスファンドは、資産配分を自分で決めることができません。また、”資産配分を自分で決められないこと”ほど運用に影響はありませんが、バランスファンドには信託報酬が割高―という欠点もあります。バランスファンドの信託報酬は、インデックスファンドの信託報酬より、0.1%~0.5%割高です。

 現在、伝統的4資産(日本株式・外国株式・日本債券・外国債券)のインデックスファンドに投資する場合、0.2%程度の信託報酬で投資できます。0.2%程度の信託報酬で投資できるインデックスファンドは、以下です。

  • 日本株式のインデックスファンドである―”ニッセイTOPIXインデックスファンド”の信託報酬(税抜)は、0.18%です。
  • 外国株式のインデックスファンドである―”ニッセイ外国株式インデックスファンド”の信託報酬(税抜)は、0.20%です。
  • 日本債券のインデックスファンドである―”ニッセイ国内債券インデックスファンド”の信託報酬(税抜)は、0.145%です。
  • 外国債券のインデックスファンドである―”ニッセイ外国債券インデックスファンド”の信託報酬(税抜)は、0.17%です。

 一方、バランスファンドに投資する場合、コストが安いものを選んでも0.3%~0.7%程度の信託報酬がかかります。コストの安いバランスファンドの―信託報酬は、以下です。

  • 国内外の株式・債券に投資するバランスファンドである―”ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)”の信託報酬(税抜)は、0.34%です。
  • 国内外の株式・債券・REIT、新興国の株式・債券に投資するバランスファンドである―”eMAXIS バランス(8資産均等型)”の信託報酬(税抜)は、0.5%です。
  • 国内外の株式・債券・REITに投資するバランスファンドである―”SBI資産設計オープン(資産成長型) (愛称:スゴ6)”の信託報酬(税抜)は、0.68%です。





「おすすめ投資信託」を解説した記事はこちら
>>http://teiiyone.com/blog/cat19/




カテゴリー一覧

投資ツール