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目標額が貯まったあとも、投資信託の運用をつづけよう

 あらかじめ目標額が貯まったときのことを考えておくことは大切です。あらかじめ考えておくことで、いざ貯まったときにあわてずにすみます

 ただ、目標額が貯まっても、いっぺんに全部を売ることだけはしないでください。取り崩しながら運用すれば、元本を減らさずに取り崩せます。


積み立てで目標額が貯まったあとのことを考えてみる

 たまってから慌てないように、あらかじめ目標額が貯まったらどうするか考えておきましょう。

 投資は買うよりも、売る方が難しいといわれます。売るときには、欲が邪魔をするからです。たとえば、今おおきく上がっているから、下がる前に売ってしまおう、といった具合です。

 売り方を間違えてしまうと、せっかく貯めた資金をいかせなくなってしまいます。


目標額が貯まったからといって、全部を売ると投資資金が減ってしまう

 目標額に到達しても、慌てて全部を売るのは避けなければなりません。たとえば、目標額が4000万円なら、4000万円になった瞬間に全てを売る、といった具合です。

 せっかく目標額が貯まったのだから、下がる前に現金化しようというお気持ちはわかります。現金化しておけば、下がる心配はありません。

 しかし、現金化して銀行預金に預けたものを取り崩すと、元本を削っていくことになってしまいます。一応、銀行預金にも利息はつきますが、銀行預金に大金を預けても、ほとんど利息は期待できないからです。


取り崩しながら運用すれば、元本を減らさずに取り崩すことも可能

 目標額がたまってもそのまま運用し続ければ、資産から期待リターン分の利益が期待できます。そのため、元本をへらさずに、取り崩すこともできるのです。

 なお、取り崩しを始める段階になると、「年齢に合わせて債券の割合を増やしましょう」というアドバイスを受けるかもしれません。こういたアドバイスに付き合う必要はありません。

 資産の組み合わせは、はじめにあなたが耐えられる損失にあわせて作っていますので、年を取ったからといって変える必要はないのです。年を取ったからといって、あなたは損失に強くなったり、弱くなったりしません。

>>投資信託のおすすめの組み合わせ4選

 組み合わせの変更には売却が必要になりますので、余計な税金を支払う原因になります。取り崩しを始める段階になっても、はじめに作った組みあわせのまま運用を続けましょう。








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