PERとは

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 会社が1年間にあげた純利益を発行済み株式数で割ったものを、1株あたりの純利益といいます。1株あたりの純利益は、企業が、1株あたりどの位の儲けを出すことができたのかを表しています。

 株式の中には、1株あたりの純利益が高いにもかかわらず、株価に反映されていない銘柄があります。こういった銘柄を、まだ評価の低いうちに見つけることができれば、後に評価が上がったときに大きく儲けることができると考えられます。では、そういった”利益が株価に反映されていない銘柄”を、探すにはどうすればいいでしょうか?

 それには、PERが役立ちます。PERとは、株価が、1株あたりの純利益の何倍の値段になっているかを計る指標です。ここでは、以下の解説をします。

  ●PERの計算式は、株価/1株あたりの純利益
  ●PERの望ましい数値は、15以下
  ●PERが低いだけでなく、継続的に利益を上げている銘柄が狙い目

PERの計算式は、株価/1株あたりの純利益
 ここでは、PERの計算式、望ましい数値、狙い目の銘柄について解説します。まず、PERはどういう計算で求められるのか?を解説したいと思います。

 PERは、株価を1株あたりの純利益で割って求めます。つまり、株価が、1年であげた利益の何倍になっているのか表しています。

PERの望ましい数値は、15以下
 PERの計算式を解説しました。これで、PERを求めることができるようになりました。では、具体的にどの位の数値が望ましいのでしょうか?PERの望ましい数値は、15以下です。

 PERは20が平均だと言われています。PERが15以下の銘柄が、正しく評価された場合、平均まで上昇する可能性は高いと考えられます。したがって、PER15以下で買えば、PER20まで上昇する可能性が高く、33%(=20/15)の利益が見込めることになります。
※業種によって、PER平均は大きく異なる場合もあるため、この指標だけで投資判断をするのは危険です。この指標だけではなく、他の指標と組み合わせて使うのが良いでしょう。

図:PERは、平均値まで上がる可能性が高い
PERは、平均値まで上がる可能性が高い

PERが低いだけでなく、継続的に利益を上げている銘柄が狙い目
 PERの望ましい数値が、15以下であることをお分かりいただけたと思います。ただ、PERが低ければ、どんな企業でも狙い目というわけではありません。PERが低いことと同じくらい重要なのは、継続的に利益を上げていることです。

 始めに解説したとおり、PERは、”株価/1株あたりの純利益”で求めます。この計算式から、株価が同じでも1株あたりの純利益が下がると、PERが上がってしまうことがわかると思います。よって、1株あたりの純利益が下がらない企業、すなわち、継続的に利益を上げている企業が狙い目となります。



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