投資信託の欠点には、コストがかかることと、手間がかかることの2点が考えられます。
コストがかかる
プロに頼んで、資産運用を代行してもらうわけですから、当然報酬を支払う必要があります。そのため、自分の資産運用に自信がある方には、向きません。また、信託報酬は、利益が出た場合はもちろんですが、損を出した時にも取られてしまいます。
(予備知識)
投資信託にかかわる会社への報酬を信託報酬といいます。
信託報酬の支払い
手間がかかる
ファンド選び、購入後の運用状況の観察は、結構大変な作業です。
預けっぱなしでも利息のもらえる銀行預金とは、雲泥の差かもしれません。
しかし、銀行預金の利率が非常に低い現在では、運用益も雲泥の差なので、
少しの手間は我慢すべきかもしれません。
投資信託の中で1番人気のグロソブを例に、比較してみましょう。
※グロソブとは、正式名称グローバル・ソブリン・オープンと言います。
先進国のソブリン債(国の公的機関が発行する債券)に投資しています。
2010年6月現在
グロソブは、5年リターン(年率) 1.3%
大手銀行は、年率 0.04%
- ※追記(2017/03/13)
現在、グロソブの5年リターンは、5.47%になっています。
注)投資信託のリターンは、過去の実績であり、今後の収益を約束するものではありません。
図:グロソブと銀行預金との年利差