前回、初期投資額と、追加投資額とを合わせた運用結果の計算方法を解説しました。また、投資信託で複利運用をするには、ネット証券でおこなう方がいいと書きました。
なぜなら、銀行は良質なインデックスファンドを取り扱っていることが少なく、また、販売手数料が非常に高いことが多いからです。一方、ネット証券だと、良質なインデックスファンドを手数料無料で購入できることが多いです。
現在、信託報酬が安い良質なインデックスファンドシリーズには、インデックスe・SMTインデックス等がありますが、私の近所の地方銀行ではひとつも取り扱っていません。
都市銀行をメインバンクにしている方なら、もしかすると上記ファンドを取り扱っていることもあるかもしれません。しかし、銀行はインデックスファンドであっても販売手数料がかかることが多いため、投資用にネット証券に口座を開く方がいいと思います。
いちいち新しく口座を開くのは面倒!というお気持ちはわかりますが、複利運用では、"少しのコストの差で運用益が大きく変わる"ということを思い出してください。
銀行で取り扱うインデックスファンドと、上記の良質なインデックスファンドの信託報酬の差は、0.5%以上違うことがほとんどです。
代表的なネット証券には、「SBI証券」、「マネックス証券」、「楽天証券」、「auカブコム証券」があります。私はSBI証券を使っていますが、上記の4社であればどれを選んでもいいと思います。