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単利運用と複利運用の違い

あなたが投資信託に既に投資しておられる場合は、ご存じかもしれませんが、投資信託に投資すれば"分配金"と呼ばれる―「運用で出た利益を投資家に還元するお金」が配られることがあります。

この"分配金を運用に回すかどうか"で、運用方法は、単利運用と、複利運用とに分かれます。

具体的には、分配金をもらったらそれを"運用に回さない"運用を、単利運用といいます。銀行預金で例えるなら、利息をもらったら毎回おろしてつかってしまう状態です。つまり、もらった利息は元本に加算されません。

一方、ファンドから分配金をもらったらそれを"運用に回す"運用を、複利運用と言います。こちらも銀行預金で例えると、もらった利息を預けっぱなしにしておく状態です。つまり、もらった利息は元本に加算されます。

銀行預金なら後に書いた―複利運用が当たり前ですが、投資信託では、どれでも複利運用をするわけではありません。

ファンドによって、"分配型"・"再投資型"など、分配金の支払いタイプが複数用意されていることがあります。分配型の場合、分配金は再投資されることはありません。再投資型の場合、分配金は同じファンドの購入に使われます。

あなたは、単利運用と、複利運用とのどちらを選択したいと思いますか? もしかしたら、副収入感覚で分配金を使える単利運用の方がいい―と思われるかもしれませんね。

しかし、もしあなたが若い世代で、資産を大きく増やしたいと思っているのなら、単利運用を選ぶのは誤りです。なぜなら、長期投資をする場合、単利運用と複利運用とでは、運用益に相当な違いが生まれるからです。








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