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投信自動積立は、少額から実行できる

 投資信託は1万円から購入できるため、積立投資に向いています。"1万円"という最低投資額は、他の投資商品と比較しても少ない水準です。代表的な投資商品の最低投資額は、以下です。まず、株式は、1銘柄購入するのに10万円は必要である場合が多いです。また、不動産は、1つ購入するのに1,000万円は必要です。

 ただ、投資信託を毎月積み立てたい場合、最低投資額が1万円でも高い―と感じる方もおられるかもしれません。最低投資額が1万円でも高いと感じるかもしれない理由は、分散投資をおこなおうとすると多額の積立資金が必要になるからです。具体的には、以下です。(1)まず、最低投資額が1万円だと、複数銘柄に投資する場合に多額の積立資金が必要になります。例えば、国内株式・外国株式・国内債券―の3つを積み立てたい場合、最低でも月3万円(内訳:各10,000円)の積立資金が必要になります。(2)また、最低投資額が1万円だと、分散投資の構成を組む場合に多額の積立資金が必要になります。

 例えば、国内株式15%・外国株式15%・国内債券70%―という構成で投資したい場合、最低でも月7万円(内訳:国内株式 10,500円、外国株式 10,500円、国内債券 49,000円)の積立資金が必要になります。では、もっと少額から投資信託を積み立てたい場合、どうすればいいのでしょうか?

 ネット証券で投信自動積立を使えば、"月100円以上1円単位"で積み立てることができます。月100円以上1円単位で積み立てられる利点は、以下です。


すぐに投資を始めることができる

 ネット証券で投信自動積立を使った場合、月100円以上1円単位で積み立てられる―と解説しました。

 月100円以上1円単位で積み立てられる利点を2つ挙げましたが、まず、"すぐに投資を始めることができる"から解説します。では、なぜ、月100円以上1円単位で積み立てられると、すぐに投資を始めることができるのでしょうか?

 投資資金が貯まるまで待つ必要がないからです。

図:各ネット証券の投信自動積立の最低投資額

証券会社名 最低積立額 購入単位
SBI証券 100円 1円単位
楽天証券 100円
マネックス証券 100円
auカブコム証券 500円


同じ投資額で、より分散投資できる

 月100円以上1円単位で積み立てられると投資資金が貯まるまで待つ必要がないため、投資をすぐに始めることができる―と解説してきました。

 ただ、月100円以上1円単位で積み立てられる利点は、"すぐ投資を始められること"だけではありません。では、他にどんな利点があるのでしょうか?

 同じ投資額で、より分散投資できることです。例えば、最初に書いた―"最低投資額が1万円では分散投資ができない例"の場合でも、月100円以上1円単位で投資できれば分散投資を簡単に実行できます。具体的には、以下です。まず、国内株式・外国株式・国内債券―の3つを積み立てたい場合、各3,333円ずつ投資すれば、1万円で分散投資することができます。また、国内株式15%・外国株式15%・国内債券70%―という構成で投資したい場合、国内株式に1,500円、外国株式に1,500円、国内債券に7,000円というように投資すれば、1万円で分散投資することができます。

図:月100円以上1円単位で積み立てられれば、積立資金が少額でも分散投資可能
月100円以上1円単位で積み立てられれば、積立資金が少額でも分散投資可能

わき道にそれますが、積立額は変更できますので、積み立て途中に経済的な変化が起こった場合も問題ありません。







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