「投信自動積立は、少額から実行できる」で、ネット証券で投信自動積立を使えば、"月500円以上1円単位"で積み立てることができる―と解説しました。記事で、"500円以上1円単位"で積み立てられると、"すぐに投資を始めることができる"・"同じ投資額で、より分散投資できる"という利点があると解説しました。
ただ、少額から積み立てられるとしても、毎月投資信託の購入注文をだす必要があるようでは魅力が薄れてしまいます。毎月投資信託の購入注文をだす必要があると、少額から積み立てられる魅力が薄れてしまう理由は、毎月購入注文をだすのはかなり面倒だからです。具体的には、以下です。まず、購入注文を、購入する銘柄の数だけ繰り返す必要があるからです。また、購入注文を、毎月"必ず"おこなう必要があるからです。では、投信自動積立を使った場合、毎月購入注文を出す必要があるでしょうか?
投信自動積立を使った場合、一度積立注文を出せば、それ以降購入注文をだす必要はありません。なぜなら、(1)投資信託を積み立てるには、毎月投資信託の購入注文をだす必要がありますが、(2)投信自動積立を使った場合、一度積立注文をだすと、毎月自動的に投資信託の購入注文をだしてくれるからです。
図:投信自動積立は、一回の注文で積み立て投資が実行できる
- わき道にそれますが、投信自動積立を利用する場合は、"給与振込口座"を引き落とし口座に設定すると、より便利になります(積立資金を、給与振込口座から引き落とし口座に移動させる必要がないため)。さらに、給料日の後に引き落とし日が設定できる―ネット証券を選ぶと、より使い勝手が良くなります。
図:各ネット証券の―投信自動積立の毎月の引き落とし日(銀行口座引き落としの場合)
証券会社名 | 投信自動積立の毎月の引き落とし日 |
SBI証券 | 14日、27日から選択 |
楽天証券 | 設定した積立日により異なる ・積立日を7日に設定→26日 ・積立日を24日に設定→13日 |
suカブコム証券 | 任意の日を設定 |
マネックス証券 | 引き落とし元の銀行により異なる ・設定した買付日の―前営業日の翌日午前3時頃までに入金* ・2日の前営業日までに入金* |
※ 引き落とし日が前後する場合もありますので、引き落とし元の銀行口座の資金には余裕を持っておきましょう。