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個人向け国債と、国内債券インデックスファンドとの比較

前回、個人向け国債は、解約ペナルティが重いことを解説しました。また、日本国債に投資するには、国内債券インデックスファンドという選択肢もあることを書きました。

前回書いたように、個人向け国債には解約ペナルティがかかりますが、国内債券インデックスファンドの多くは、解約ペナルティはありません。ちなみに、投資信託の解約ペナルティは、"信託財産留保額"という名前です。

良質なインデックスファンドシリーズの"インデクスeシリーズ"の場合、国内債券に投資するものには、信託財産留保額はかかりません。

上記のインデックスファンド以外を購入する場合は、購入時に必ず確認してください。

国内債券インデックスファンドには、"解約ペナルティがかからない"以外にも利点があります。それは、比較的長い年数の国債に投資するため、リターンが高いことです。

具体的には、日本債券インデックスeの3年リターンは、1.34%(2018年6月現在)でした。ちなみに、3年リターンとは、"過去3年の1年あたりのリターン"のことです。

個人向け国債の変動10年のリターンは0.05%(2018年6月現在)なので、国内債券インデックスファンドの方が高いリターンが期待できそうです。

ただし、投資信託のリターンは、過去の実績なので、今後も高いとは限らないことに注意してくださいね。

また、今は、投資信託の保有額に応じて現金交換できるポイントが付与される証券会社もありますので、そういったサービスを使うことでリターンを高めることもできます。
→(参考)投資信託を保有して、ポイント還元できる証券会社では、SBI証券がおすすめ

しかし、投資信託にも悪い点はあります。まず、国内債券インデックスファンドは投資信託ですから、コストがかかります。

「SBI証券」で購入できるコストが安いインデックスファンド「日本債券インデックスe」でも年0.37%のコスト(=信託報酬:税抜)が必要になります。なお、先ほど解説した―投資信託の3年リターンは、このコストを除いた後の数値です。個人向け国債には、このようなコストはかかりません。

また、国内債券インデックスファンドに元本保証はありませんので、元本割れをする可能性もあります。

ただ、先ほど解説したように利点も多いですから、もし、あなたが、元本保証が絶対に必要! というのでなければ、国内債券インデックスファンドへの投資を検討してみるのもいいかもしれません。

ここでは、個人向け国債とインデックスファンドとを比較しましたが、やはり元本保証の個人向け国債がいい! と思われたでしょうか。もしそうなら、個人向け国債が買える場所を知っておく必要ありますよね。

次回は、"個人向け国債を購入できる場所"について書きたいと思います。



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取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。

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2位:楽天証券
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