投資信託を選ぶ際は分配金履歴をチェックして、ほとんど分配金を支払わないファンドを選ぶ

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投資信託を選ぶ際は分配金履歴をチェックして、ほとんど分配金を支払わないファンドを選ぶ

 投資初心者の方の中には、分配金はありがたいものと思っている方もいます。分配金は、ファンドからのボーナスだと勘違いしているからです。分配金は、あなたが投資した資金の一部を、勝手に売却して返しているだけです。ボーナスではありません。

 むしろ、税金がかかる可能性がありますので、分配金は迷惑なものと考えてください。分配金を過去にどのくらい支払ったかは、運用会社のホームページで確認することができます。投資するときには、分配金を支払わないファンドを選びましょう 。

  • まず、分配金はありがたいもの―という考えを捨てる
  • 過去の分配金の履歴は、運用会社の銘柄詳細ページで確認できる
  • 低コストのインデックスファンドの中には、ほとんど分配金をださないものがたくさんある
  • ほとんど分配金をださないファンドに投資しよう

まず、分配金はありがたいもの―という考えを捨てる

 分配金をファンドからのボーナスと感じて、分配金はありがたいもの―と考えてしまう方もおられますが、分配金は、”運用会社が運用資産を勝手に売却して投資家に返しているだけのもの”です。

 この「勝手に支払われる分配金」を、銀行の1年定期預金でたとえてみましょう。銀行の1年定期預金で、年0.1%の収益が上がるとします。この定期預金に100万円預けると、年1,000円(=100万円×0.1%)の収益が上がります。

 ところが、この定期預金は、年2万円の利子が受け取れます。ただし、実際の収益は1,000円しかありませんから、足りない19,000円は定期預金を勝手に取り崩して支払われることになります。その結果、定期預金が満期になったときには、2万円受け取れますが、元本が98万1,000円(=100万円-19,000円)に減ることになります。こんなことは定期預金ではあり得ませんが、投資信託の分配金の支払いではよくあることです。こんなサービスは、不要だと思いませんか?

 おまけに、この「勝手に支払われる分配金」は、運用資産を目減りさせます。運用資産が目減りするのは、分配金が支払われれば、”分配金にかかる税金”がかかるからです。分配金にかかる税金の税率は分配金の20.315%ですから、高い分配金を支払うファンドほど、多くの税金を支払うことになります。

 一方で、分配金は定期的なお小遣いになる―という主張もありますが、そんなものは不要です。定期的なお小遣いが欲しければ、自分のタイミングで取り崩せばいいだけです。自分が決めたタイミングで、自分が必要な額だけ受け取った方がよっぽどいいでしょう。


過去の分配金の履歴は、運用会社の銘柄詳細ページで確認できる

 ファンドが、過去にどのくらいの分配金を支払ってきたのか?という履歴は、そのファンドの詳細ページに記載されています。ファンドの詳細ページは、Google検索を使って、銘柄名で検索すると大体トップに表示されます。

 銘柄の詳細ページにアクセスできたら、分配金の履歴を探してみましょう。例えば、低コストの―”<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド”の場合、「商品トップ」の「分配実績」という項目に、過去の分配金履歴が掲載されています。また、同じく低コストのインデックスファンドである―”外国株式インデックスe”の場合、「運用状況タブ」の「分配金」という項目に、過去の分配金履歴が掲載されています。

 現在、コスト(=信託報酬)が、最低水準のインデックスファンドの分配金履歴は、以下です。分配金履歴から、ほとんど分配金を支払っていないことが分かります。

・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの分配金履歴

決算日 分配金
2016/11/21 0円
2015/11/20 0円
2014/11/20 0円


・外国株式インデックスeの分配金履歴

決算日 分配金
2016/02/09 0円
2015/02/09 20円
2014/02/07 20円
2013/02/07 0円
2012/02/07 0円
2011/02/07 0円


低コストのインデックスファンドの中には、ほとんど分配金をださないものがたくさんある

 低コストのインデックスファンドほど、分配金を支払わない(もしくは、分配金を少額に抑える)ファンドが多いです。

 分配金を支払わないのは、投資家にとって、とてもありがたいことです。分配金が支払われなければ、分配金にかかる税金もかかりません。分配金にかかる税金によって、運用資金が途中で目減りすることがないため、運用終了時の収益が大きくなります。

 積み立てるファンドを選ぶ際は、低コストを重視することともに、「分配金を支払わないこと」も重視しましょう。分配金を支払うファンドだと、その”分配金にかかる税金”分、コストが上がってしまいます。例えば、コストが年0.5%だとしても、分配金が年1%支払われるなら、年0.20315%(=1%×20.315%:分配金の税率)コストが増えることになります。


ほとんど分配金をださないファンドに投資しよう

 分配金は、本当に無駄です。分配金は、勝手に支払われて、勝手に税金が取られます。ですから、分配金を支払わないファンドを探すのが重要になります。

 ただ、必ず分配金を支払うファンドばかりではありません。中には、分配金を支払わず、投資家が”分配金にかかる税金”を支払わないで済むようにしてくれている―ファンドもあります。

 ファンドの分配金の履歴は、しっかり確認しましょう。履歴の確認は、低コストのインデックスファンドだけでいいので、それほど手間はかかりません。少しの手間を掛けるだけで、運用益が大きく変わってきます。






「おすすめ投資信託」を解説した記事はこちら
>>http://teiiyone.com/blog/cat19/




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