投資信託ガイドTop > 投資信託の税金 > 投資信託の普通分配金・特別分配金とは

« 投資信託の利益の受け取り方法 | メイン | 投資信託のリスク »

投資信託の普通分配金・特別分配金とは

 投資信託は一定の期間ごとに決算し、その"一定の期間"に得た利益を、投資家に分配金として配ります。ただ、分配金には2種類あり、税金の取り扱いが違うので注意が必要です。では、分配金には、どんな種類があるのでしょうか?

 儲けの部分から出される分配金:「普通分配金」と、儲けではない部分(元本を取り崩して)から出される分配金:「特別分配金」との2種類があります。普通分配金と、特別分配金とに分かれる条件は、以下です。


普通分配金になる条件

普通分配金になる条件の図解

 分配金の支払い前に「基準価額が取得価格(=個別元本)を上回って」おり、分配金の支払い後にも、"基準価額が取得価格を上回っている"か、"同額だった"場合(つまり分配金全額が利益から支払われた場合)、分配金は普通分配金になります。なお、普通分配金の税率は、20%*で、源泉徴収されます。

補足説明

* 2037年までは復興特別所得税がかかるため20.315%になります。


特別分配金になる条件

特別分配金になる条件の図解

 分配金の支払い前に「基準価額が取得価格(=個別元本)を下回って」おり、分配金の支払い後にも、"基準価額が取得価格を下回っている"場合(つまり分配金全額が元本から支払われた場合)、分配金は特別分配金になります。なお、特別分配金は税金がかかりません(元本を払い戻しているにすぎないため)。

わき道

特別分配金を受け取った場合、特別分配金の分だけ取得価格(=個別元本)が下がります(特別分配金の分だけ元本の払い戻しを受けたことになるため)。



投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング

1位:フィデリティ証券
フィデリティ証券

取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。

たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。

そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。

取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。

ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。

現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。

・公式ページ



2位:楽天証券
楽天証券

資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。

全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。

取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。

・公式ページ



3位:SBI証券
SBI証券[旧イー・トレード証券]

「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。

銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。

・公式ページ













カテゴリー一覧

Powered by
Movable Type 4.292