「海外ETFとは」で、海外ETFには、国内ETFより豊富な種類があると解説しました。記事では、海外ETFの種類の例として、"米国株式インデックス(=S&P)に連動する銘柄"・"日本を除く先進国の株式インデックス(=MSCI KOKUSAI)に連動する銘柄"―などがあると解説しました。
現在、ネット証券会社の中では、3社が海外ETFを取り扱っています。海外ETFを取り扱うネット証券会社は、"SBI証券"・"楽天証券"・"マネックス証券"です。
ただ、現在でも、海外ETFの全ての銘柄が、購入できるわけではありません。購入できる銘柄は、国内の証券会社が取り次ぎをしてくれる銘柄だけです。では、国内の証券会社が取り次ぎをしてくれる銘柄には、どんなものがあるのでしょうか?
ここでは、新興国の株式インデックスに連動する―海外ETF銘柄を紹介します。日本で購入可能な―新興国の株式インデックスに連動する海外ETF銘柄は、"バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(ティッカー*:VWO)"・"iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF(ティッカー*:EEM)"です。
* ティッカーとは、上場銘柄を識別するための略称。アルファベット3文字程度で付けられる。
図:日本で購入可能な―新興国の株式インデックスに連動する海外ETF銘柄
ティッカー* | 信託報酬 | 連動インデックス | 分配回数(1年) | 運用会社 |
VWO | 0.15% | FTSEエマージング・インデックス | 4回 | バンガード |
EEM | 0.72% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | 2回 | ブラックロック |
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販売会社名 | 取り次ぎ海外ETF銘柄 |
SBI証券 | VWO・EEM |
楽天証券 | VWO・EEM |
マネックス証券 | VWO・EEM |