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海外ETFの主要銘柄の―年間分配(配当)回数

 海外ETFの分配金(配当金)は、米国と日本とで、二重に課税されます。*海外ETFの分配金(配当金)への―課税順序は、以下です。まず、米国で10%、源泉徴収されます。そして、残った分に対して、日本で20.315%、源泉徴収されます。
 しかし、二重課税の分(=米国に支払った税金)は、返還してもらえます。米国に支払った税金分を返還してもらうには、(1)確定申告をして、(2)その際、外国税額控除の申請をおこなう―ことが必要です。
* 米国に上場されている―海外ETFを購入した場合。

 ただ、この"米国に支払った税金を返還してもらうための―手続き"(=外国税額控除の申請)は非常に面倒です。具体的な申請方法は、(1)確定申告書に控除を受ける―金額を記載し、(2)複数の書類を添付しなくてはなりません。**
 1年間に複数回分配する―海外ETFを購入した場合、外国税額控除の申請は、さらに面倒になってしまいます。外国税額控除の申請が、面倒になる理由は以下です。まず、米国に支払った税金を、合計する手間がかかります。また、確定申告時に添付する―提出書類数が多くなります。
 以上の理由により、購入する海外ETFを選ぶ際、1年間の分配回数は、重要な確認ポイントになります。では、海外ETFの主要銘柄の年間分配(配当)回数は、どのくらいなのでしょうか?
** (参考)No.1240 外国税額控除 [国税庁](外部サイト)

 下の表にまとめました。

図:海外ETFの主要銘柄の年間分配(配当)回数

連動インデックス分類ティッカー***分配回数(1年)運用会社
米国の株式VTI4回バンガード
IVV4回ブラックロック
北米を除く先進国の株式VEA4回バンガード
EFA2回ブラックロック
日本を除く先進国の株式TOK2回ブラックロック
新興国の株式VWO4回バンガード
EEM2回ブラックロック
先進国と新興国とを含む株式VT4回バンガード
ACWI2回ブラックロック
*** ティッカーとは、上場銘柄を識別するための略称。アルファベット3文字程度で付けられる。








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