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外国株式(海外ETF)の特定口座対応状況

 「特定口座とは」で、特定口座は、譲渡損益の計算を、証券会社がおこなってくれる口座だ―と解説しました。
 さらに、現在は税制改正により、特定口座を利用することで、"配当と譲渡損失の―損益通算"もしてもらえるようになっています。*特定口座で代行してもらえる計算が増えた理由は、(1)税制改正によって、新たに"配当と譲渡損失の―損益通算"が可能になりましたが、(2)その計算も、証券会社がおこなってくれるようになったから―です。
* 特定口座の"源泉徴収あり"を選択した場合のみ計算してもらえる。

 ただ、特定口座に外国株式を入れられない証券会社もあります。特定口座に外国株式を入れられない証券会社がある理由は、外国株式の譲渡損益計算が、国内株式の譲渡損益計算に比べて複雑だからだ―と私は思います。外国株式・国内株式の―譲渡損益計算の違いは、為替レート計算の有無です。まず、外国株式の譲渡損益計算は、為替レートの計算をする必要があります。一方、国内株式の譲渡損益計算は、為替レートの計算をする必要がありません。では、外国株式の取引手数料の安いネット証券は、特定口座に外国株式を入れられるのでしょうか?

 2017年6月現在、手数料の安い―以下のネット証券の中では、マネックス証券・楽天証券・SBI証券で特定口座に外国株式を入れることができます。

図:ネット証券各社の外国株式の特定口座対応状況

証券会社名(会社のHPへ) 外国株式の特定口座対応状況
マネックス証券
楽天証券
SBI証券


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フィデリティ証券

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