投資を始めるには、まず、証券会社の口座に現金を入金する必要があります。ネット証券への入金の方法は、以下です。まず、即時入金(リアルタイム入金)があります。次に、銀行振込があります。なお、店舗型の証券会社の場合は、ATMなどから入金できることもあります。
ただ、現金を証券会社に入金すると、その現金は、すぐにMRF(マネー・リザーブ・ファンド)という投資信託の買付代金として使われる―ということを知っておいてください。では、その自動的に購入される―"MRF"とは何でしょうか?
MRFとは、"証券会社の普通預金"のようなものです。銀行預金のようなものと言える理由は、証券会社を通じて投資を行う場合、すべてMRFを通して行うことになるからです。証券会社を通じて投資をするときの―資金の流れは、以下です。
・入出金時の資金の流れ
1. | 証券会社の口座に入金したときに、MRFが自動で購入されます。入金額でMRFが購入されます。 |
2. | 証券会社の口座から出金したときに、MRFが自動で売却されます。MRFを売却した資金が出金されます。 |
・資産売買時の資金の流れ
ア. | 投資信託などの資産を購入したときに、MRFが自動で売却されます。MRFを売却した資金で資産を購入します。 |
イ. | 投資信託などの資産を売却したときに、MRFが自動で購入されます。資産を売却した資金でMRFが購入されます。 |
図:証券会社を通じて投資をするときの―資金の流れイメージ図