投資信託を購入するには、まず、投資信託の販売をおこなう金融機関に入金しなければなりません。なぜなら、一般的に、投資信託購入の注文は、預けたお金の額までしかできないからです。
ただ、多くの金融機関が対応している入金方法―"銀行振込"をおこなう場合、振込手数料がかかります。代表的な金融機関の振込手数料は、以下です。三菱東京UFJ銀行の振込手数料は、216円です。楽天銀行の振込手数料は、165円です。ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト*)の振込手数料は、216円です。
投資信託への投資にとって、この"振込手数料"は、大きな負担になります。なぜかというと、(1)投資信託は、こつこつ積み立てて購入するのが一般的だと―私は思いますが、(2)こつこつ積み立てて購入するには、投資資金ができるごと(例:給料日ごと)に、たびたび振り込まなくてはならないからです。
しかし、即時入金サービス**を使えば、振込手数料を無料にすることができます。***理由は、(1)通常、振込みには、振込手数料がかかりますが、(2)即時入金サービスの場合、振込手数料を、証券会社が負担してくれることが多いからです。
* ゆうちょダイレクトとは、ゆうちょ銀行のインターネットサービスのこと。
** 即時入金サービスとは、入金額が証券口座に即座に反映されるサービスのこと。
*** 一部有料の場合もある。
では、各投資信託販売会社の即時入金への―対応状況はどうなっているのでしょうか?
以下の表にまとめました。なお、ここでは、楽天銀行・ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト*)からの即時入金への―対応状況のみ記載しています。
図:各投資信託販売会社の即時入金への―対応状況
金融機関名(会社のHPへ) | 楽天銀行からの即時入金 | ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト*)からの即時入金 |
SBI証券 | ○ | ○ |
楽天証券 | ○ | ○ |
マネックス証券 | ○ | ○ |
auカブコム証券 | × | ○ |
フィデリティ証券 | × | × |
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
・公式ページ
「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
・公式ページ