年金積立金管理運用独立行政法人(=公的年金の運用機関)は、各投資資産のリターンを算出しています。各投資資産のリターンは、以下です。
国内株式のリターンは、4.8%。外国株式のリターンは、5.0%。国内債券のリターンは、3.0%。外国債券のリターンは、3.5%です。
ただ、これらのリターンは、そのまま"実質的な利益(=実質リターン)"をあらわしているわけではありません。なぜなら、リターンに、インフレによる"上げ底"分(=1%)も含まれているからです。なお、この"インフレ分も含んだリターン"のことを「名目リターン」といいます。
では、実質リターンを計算するには、どうすればいいのでしょうか?
実質リターンは、名目リターンからインフレ率を引くことで計算できます。実質的な利益を計算する方法は、以下です。
1. | 計算したい資産の名目リターンを用意します。 |
2. | 1.から”消費者物価指数”(=インフレ率をあらわす数値)を引きます。 |
図:日本株式の実質リターン計算例
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