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証券会社が発表する投資信託ランキングは無視してください

 さまざまな分野で、売れ筋商品というのは、よい商品である可能性が高いです。

 ただ、投資信託の買付金額ランキングはまったく参考になりません。ランキングが高いから、という理由だけで投資するのは絶対にやめてください。


売れ筋商品は、良いものが多い

 よい商品であれば口コミでよさが広がり、その口コミでさらに売上が伸びます。結果として、売上上位にあるものは、よいものである可能性が高いです。

 最も売れている商品を購入して、よい買い物ができたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 このように、他の分野であれば、売れているものはそれなりによいものが多いです。


投資信託の買付金額ランキングは、全く参考にならない

 証券会社の買付金額ランキングは、「窓口職員ががんばって売った商品が何か」を表しているものであり、よい商品を順番にならべたものではありません。

 窓口職員ががんばって売ったということは、証券会社がもうかるものなので、むしろランキングにあるものはさけてください。証券会社のもうけは、投資家が支払う手数料がもとになっています。そのため、証券会社がもうかる商品は、投資家がもうからない商品といえます。

 なお、ネット専業の証券会社には窓口販売がありませんので、低コストの良質なインデックスファンドがランキングの上位にあることもあります。


ランキングが高いから投資しようと考えるのだけはやめてください

 買付金額ランキングが、よい商品を選ぶために役に立たないことがおわかりいただけたでしょうか。「買付金額ランキングの上位にあるから」という理由で投資銘柄を決めるのは、絶対にやめてください。

 投資信託選びで、最も大切なのは手数料です。期待できるリターンは、最も高い「外国株式」でも5%しかありません。5%から1~2%も手数料引かれてしまえば、利益は大幅に削られてしまいます。さらに、購入時に手数料が3%かかる商品まであります。

 低コストの良質なインデックスファンドで運用してください。現在であれば、低コストのインデックスファンドの信託報酬は0.2%以下なので、利益を大幅に削れられることありません。








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