インデックスファンドは以前よりも、種類が増え、コストも下がってきました。また、最近はインデックスファンドを取り扱う、金融機関(銀行・証券会社)も増えてきました。
ただ、投資をはじめる際の金融機関選びは、「今後もインデックスファンドを積極的に取り扱うか」を重視して決めてください。
- インデックスファンドは、種類も豊富なので分散投資が簡単でコストも安い
- 最近はインデックスファンドを取り扱う証券会社も増えてきた
- 証券会社を選ぶ際は、インデックスファンドを積極的に取り扱っているかを特に重視する
インデックスファンドは、種類も豊富なので分散投資が簡単でコストも安い
数年前までは、限られた投資先しかなかったインデックスファンドですが、最近は様々な商品が増えてきました。
そのため、インデックスファンドだけで、広く分散投資できるようになりました。
また、数年前は、1%前後の信託報酬がほとんどでしたが、最近は0.2%程度の商品が次々と発売されています。代表的な商品としては、「eMAXIS Slimシリーズ」・「ニッセイシリーズ」・「たわらノーロードシリーズ 」などがあります。
最近はインデックスファンドを取り扱う証券会社も増えてきた
数年前までは、銀行では低コストのインデックスファンドを取り扱っていませんでしたが、最近は、低コストのインデックスファンド取り扱っていることもあります。
銀行でよく取り扱われている低コストのインデックスファンドシリーズには、eMAXISシリーズ・Funds-iシリーズがあります。なお、「eMAXISシリーズ」は、先ほど名前をあげたeMAXIS Slimシリーズとは違うシリーズなので注意してください。eMAXIS Slimシリーズは、eMAXISシリーズの低コスト版です。
ただ、上記の投資信託シリーズはそこそこ低コストなのですが、 今となっては少し高いコストになっています。上記のシリーズは、信託報酬が0.5%程度です。現在主流の低コストインデックスファンドは、信託報酬が0.2%程度です。
さらに、非常に多くの販売会社に取り扱われているため、今後、信託報酬が安くなることは期待できません。なぜなら、信託報酬を安くするには、販売会社にも協力してもらわなければなりません。信託報酬を安くするには、販売会社に支払われている分も安くしなければならないからです。たくさんの販売会社が取り扱っていれば、その全ての販売会社を説得しなければなりません。
証券会社を選ぶ際は、インデックスファンドを積極的に取り扱っているかを特に重視する
証券会社選びで、インデックスファンドを積極的に取り扱うということはとても大切です。新しく信託報酬が安いインデックスファンドが発売された時に、そのインデックスファンドを取り扱うかどうかは、販売会社次第だからです。
投資信託は販売会社が取り扱っていなければ購入できないため、自分が口座を開いている証券会社が新しいファンドを取り扱ってくれなければ、購入できずにくやしい思いをすることになります。
そのため、新しくインデックスファンドが発売されたらすぐ取り扱ってくれる、証券会社に口座を開きましょう。SBI証券であれば、低コストのインデックスファンドが新しく発売された際に、すぐ取り扱ってくれます。
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