SBI証券のサービスは、ネット証券の中でもトップクラスです。SBI証券の優れた点は、「インデックスファンドの品揃えが良いこと」と、「投信保有で現金化できるポイントがもらえること」です。
ただ、SBI証券は、積み立ての利便性が他のネット証券より劣る面があります。SBI証券よりも便利な他社の積立サービスを確認してみます。
- SBI証券のサービスは、ネット証券の中でもトップクラス
- SBI証券は、積み立ての利便性が他のネット証券より劣る
- SBI証券よりも便利な他社の積み立てのサービスとは
SBI 証券のサービスはネット証券の中でトップクラス
SBI証券のサービスで優れているのは、まず、低コストのインデックスファンドのほぼ全てを取り扱っていることです。また、新しく発売された低コストのインデックスファンドを、積極的に取り扱うことも大きな利点です。
次に、投資信託の保有でポイントが貯まることです。貯まったポイントは、現金化することができます。そのため、貯まったポイントを現金化することで、信託報酬をポイント分下げることができます。
ただ、SBI証券は、積み立ての利便性が、他のネット証券より劣る部分もあります。
SBI証券は、積み立ての利便性が他のネット証券より劣る
SBI証券の積み立てで不便な点は、まず、グループ銀行である、住信SBIネット銀行からの資金移動の不便さです。SBI証券は、住信SBIネット銀行の口座にあるお金で、投資信託を直接購入できます。このため、住信SBIネット銀行から、いちいちSBI証券の口座にお金を移動させなくてもかまいません。
ただし、「SBI証券での投資信託の購入」に住信SBIネット銀行のお金を使うには、「通常の預金口座」から、「ハイブリッド預金」という口座にお金を移動させなければなりません。問題は、ハイブリッド預金に移すと、お金をATMで下ろせなくなってしまうことです。ATMで下ろしたければ、通常の預金口座にお金をもどさなければなりません。
また、投資信託の銀行引き落としに、楽天銀行が対応していないことです。楽天銀行からの引き落としに対応しないのは、ライバル会社である、楽天証券に対抗しているからかもしれません。楽天銀行はライバル会社のグループ銀行ですが、利用者の利便性向上を考えて、対応して欲しいところです。
以下で、SBI証券よりも利便性が高いネット証券のサービスを挙げます。
SBI証券よりも便利な他社の積み立てのサービスとは
まず、楽天証券は、全国の都市銀行・地方銀行にくわえ、ネット銀行からの引き落としにも幅広く対応しています。なお、楽天銀行は、SBI証券のグループ銀行の「住信SBIネット銀行」からの引き落としにも対応しています。さらに、楽天証券で購入した投資信託の代金を、楽天銀行から直接引き落として支払うこともできます。
次に、松井証券は、リバランスしつつ積み立てることができるサービス(リバランス積立)があります。リバランス積立を使うことで、毎月の組み立ての際の「投資資金を配分」を自分で計算する必要がありません。そのため、資産のバランスが崩れることを自動でおさえられます。
なお、SBI証券は、楽天証券よりも、引き落としに対応した地方銀行の数がかなり多いです。この「地方銀行への幅広い対応」は非常に大きなメリットですので、SBI証券には、上に書いたような弱点の改善を期待したいところです。
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