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相場次第で投資計画を変更しないでください

 投資をはじめる際には、あらかじめ投資計画をたてます。投資計画とは、目標額を貯めるためには、毎月いくらずつ積み立てればいいのか、といった計画です。

 ただ、積み立て中には、さまざまな相場変動がおこります。ですが、相場変動によって、投資計画を変えないことが重要です。


投資をはじめる際は、最初に投資計画を決めます

 投資計画を決めるには、まず、あなたがいくらの損失まで耐えられるか、決めるところから始めます。耐えられる以上の損失がでると、損失の大きさにびっくりして、運用を途中でやめてしまう可能性が高いからです。耐えられる損失の決め方の順序は、10%の損失には耐えられるか?20%はどうか?30%は?というように10%刻みで考えます。

 耐えられる損失が決まれば、「株式と日本債券との投資割合」を決めることができます。株式と日本債券との投資割合を調整することで、耐えられる以上の損失がでないようにするのです。
たとえば、あなたが、
30%の損失まで耐えられるなら、株式100%(内訳:国内株式10%・外国株式90%)。
20%の損失まで耐えられるなら、株式70%(内訳:国内株式7%・外国株式63%)・日本債券30%。
10%の損失まで耐えられるなら、株式30%(内訳:国内株式3%・外国株式27%)・日本債券70%。
―という割合で投資します。

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 投資資産の組み合わせが決まれば、期待リターンを求めることができます。期待リターンは、株式の割合が多いほど高くなります。
たとえば、
株式100%であれば、期待リターンは、4.98%になります。
株式70%であれば、期待リターンは、4.39%になります。
株式30%であれば、期待リターンは、3.59%になります。
なお、投資信託には信託報酬がかかりますから、期待リターンは、上の数値からその分下がります。

 最後に、期待リターンを使って、目標額を貯めるには毎月いくら積み立てればいいかを逆算して、投資計画をたてます。たとえば、期待リターン:4%・積立期間:30年で、3,000万円を目標額とすれば、「毎月4.5万円」積み立てる必要がある、と投資計画がたてられるのです。

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運用中には、投資計画を変えたくなるような誘惑がある

 長い資産運用の途中では、暴落や、暴騰(株式の異常な値上がりのこと)が必ずおこります。損失を耐えられる範囲に押さえているとはいえ、大きく変動した評価額に、気持ちが影響してしまうこともあります。

 さらに、毎日流れる経済ニュースが追い討ちになるでしょう。毎日、「暴落」について経済ニュースが流れれば、株式はもう絶対に上がらない、という気持ちになるかもしれません。また、毎日、「暴騰」について経済ニュースが流れれば、株式は永遠に上がり続ける、という気持ちになるかもしれません。

 こんなニュースをみると、投資計画を変えたくなるかもしれません。「もう絶対に上がらないはず」の株式をもっと少なめに組み入れたり、「永遠に上がるはず」の株式をもっと多めに組み入れたり、といった具合です。


相場次第で投資計画を変えないでください

 最初に決めた投資計画は、あなたが耐えられる損失を基準に決めたはずです。30%の損失まで耐えられるなら、日本債券を組み入れず、株式を100%にしたはずです。10%の損失までしか耐えられないなら、株式を30%だけ組み入れたでしょう。

 あなたが耐えられる損失は、相場変動で変わりません。日経平均が大幅に上がったからといって、あなたは損失に強くならないのです。

 耐えられる損失が変わらないのに、投資計画を変えないでください。投資計画は、あなたが耐えられる損失を基準に決めたものです。株式を多めに変更すると、耐えられない損失がでる可能性が増えます。逆に、株式を少なめに変更すると、暴落のときの損失額は少なくなりますが、期待リターンも少なくなってしまいます。

 投資計画を変えても良いのは、自分が耐えられるリスクが変わった時だけです。たとえば、家族をもって、資産価値が大きく変動してもらっては困るようになった、という場合だけにしてください。








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