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複数の投資信託を組み合わせたときの、リスク計算方法

 「希望の期間のリスクデータ取得方法」で、希望の期間のリスクデータ取得方法を解説しました。これで、単独の投資信託のリスクを計算できるようになりました。

 ただ、投資信託を1銘柄のみで運用する人は、少ないと思います。つまり、複数の投資信託を組み合わせて分散投資するのが、一般的な運用です。そのため、複数の投資信託を組み合わせた場合のリスクを、取得する必要があります。では、複数の投資信託を組み合わせたときのリスクは、どうやって取得すればいいのでしょうか?

 過去の値動きデータを取得して、エクセルでリスクを計算すると良いでしょう。具体的な、複数の投資信託を組み合わせたときのリスク計算方法は、以下です。
 なお、各手順の下の表は、 "国内株式インデックスファンド:インデックスTSP"と"外国株式インデックスファンド:MSCI KOKUSAIポートフォリオ"を組み合わせた場合(割合は50%ずつ)の、過去10年(1998/1~2007/12)のリスク計算例です。また、スペースの関係上、インデックスTSPを"国内株式"、MSCI KOKUSAIポートフォリオを"外国株式"と名前を変えています。

1.希望の期間のリスクデータ取得方法」の1~3の手順で、組み合わせたい投資信託の値動きデータ(月次)を取得します。

図:組み合わせたい投資信託の値動きデータ(月次)を取得
組み合わせたい投資信託の値動きデータ(月次)を取得
データ取得元:yahooファイナンス

2. 1を使って、リスクを求めます。*
2-1.先月からの変動値の"平均"を求めます。下記の例では、=AVERAGE(C3,E3) と入力します。
2-2.2-1を全てのデータで行います。下記の例では、G3~G121 です。(G3をコピーして張り付ければOK)
2-3.2-2の数値全ての標準偏差を求め、SQRT(12)をかけます。下記の例では、=STDEVP(G3:G121)*SQRT(12) と入力しています。

図:値動きデータ(月次)を使って、リスクを計算
値動きデータ(月次)を使って、リスクを計算

* UFJ総合研究所 『これから資産運用をはじめる人の投資信託の基礎知識』 東洋経済新報社、2005年、29-30頁を参考。








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