「外貨MMFの投資対象」で、外貨MMFは、(1)"先進国が発行する国債"・"格付けの高い公社債"など―安全性が高いものに投資し、(2)さらに、投資する資産の―残存期間も短い(平均残存期間90日)*―と解説しました。そのため、外貨に投資する商品の中では、比較的安全な商品です(ただし、外貨に投資するため、円高になった場合、円に換えたときに元本割れする可能性はあります)。
* 残存期間が短いと、金利変動の影響を受けにくくなります。
また、外貨MMFには、 "米ドル""ユーロ"といった世界的に多く取引されている―外貨以外の通貨建ての商品も用意されています。そのため、さまざまな通貨に、広く分散投資できます。では、外貨MMFには、どんな通貨建てのものがあるのでしょうか?
米ドル、ユーロ、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、ニュージランド・ドル、南アフリカランド、トルコリラの―通貨建ての商品があります。なお、取り扱い通貨は、証券会社によって異なります。以下の表に、各証券会社での購入可能な―通貨建て外貨MMFをまとめてみました。
現在、大手ネット証券では、外貨MMFは、米ドル・ランド・リラの3通貨しか取り扱われていません。
図:各証券会社の外貨MMFの取り扱い通貨
証券会社名(証券会社のHPへ) | 米ドル | ランド | リラ |
SBI証券 |
○ | ○ | ○ |
楽天証券 |
○ | ○ | ○ |
auカブコム証券 | ○ | ○ | ○ |
マネックス証券 |
○ | ||
松井証券 |
○ |
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