外貨MMFは、少額から購入することができます*ので、毎月定額で購入する―ドルコスト平均法が有効です。「ドルコスト平均法とは?」で解説したように、ドルコスト平均法で積み立てると、買値を安く安定させることが出来ます。
ドルコスト平均法の実行には、自動口座引き落としが便利です。自動口座引き落としを使えば、一度設定するだけで、毎月自動で購入してくれます。
* 外貨MMFの最低投資額はこちら→外貨MMFの最低投資額
ただ、外貨MMFの自動口座引き落としに対応した―証券会社は少ないです。では、どの証券会社が、外貨MMFの自動口座引き落としに対応しているのでしょうか?
auカブコム証券と、マネックス証券、SBI証券です。具体的な対応状況を、以下の表にまとめました。
図:外貨MMFの口座引き落としへの対応状況
証券会社名(公式サイトへ) | 証券口座引き落とし | 銀行口座引き落とし |
auカブコム証券 | ○ | ○ |
マネックス証券 |
○ | × |
SBI証券 |
○ | × |
楽天証券 |
× | × |
松井証券 |
× | × |
※ 証券口座引き落とし:証券口座から自動で引き落として購入してくれる。あらかじめ、証券口座にお金を入金しておかなければならない。
※ 銀行口座引き落とし:銀行口座から自動で引き落として購入してくれる(現在、以下の銀行のみ対応)。給料が振り込まれる口座などを指定しておけば、入金の手間がかからない。
図:auカブコム証券の―銀行口座引き落とし対応銀行名
三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
スルガ銀行
PayPay銀行
ゆうちょ銀行
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
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「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
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