投資信託には、手数料がかかります。投資信託の手数料は、信託報酬・販売手数料―です。
ネット証券なら、この"投資信託の手数料"を節約できます。なぜなら、ネット証券は、"信託報酬"が安いインデックスファンドを、多数取り扱っているからです。また、ネット証券でインデックスファンドを購入した場合、"販売手数料"もかからない場合がほとんどだからです。
ただ、ネット証券は、数多くあります。代表的なネット証券には、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などがあります。では、数多くあるネット証券の中で、投資信託の手数料を節約するには、どれを選べばいいのでしょうか?
SBI証券がおすすめです。おすすめだと言える理由は、継続的に投資信託の手数料を安くできる可能性が高いからです。具体的には、以下です。
- ●信託報酬の安いインデックスファンドの積極的な取り扱い
●良質な投信保有ポイントサービス
信託報酬の安いインデックスファンドの積極的な取り扱い
投資信託の手数料を節約するには、"継続的に投資信託の手数料を安くできる可能性が高い―SBI証券がおすすめ"だと解説しました。2つ理由を挙げましたが、まずは、"信託報酬の安いインデックスファンドの積極的な取り扱い"から解説していきます。
「販売会社とは?」で解説したように、取り扱っている投資信託は、証券会社ごとに異なります。信託報酬の安いインデックスファンドがあっても、取引する証券会社が取り扱ってくれなければ、購入できません。では、SBI証券では、信託報酬の安いインデックスファンドを、購入できるのでしょうか?
SBI証券では、信託報酬の安いインデックスファンドのほぼ全てを購入できます。また、新しく信託報酬の安いインデックスファンドが設定された場合、早い時期に取り扱い開始されることが多いです。 SBI証券の―信託報酬の安いインデックスファンドシリーズ取り扱い状況は、以下です。
図:信託報酬の安いインデックスファンドシリーズ取り扱い状況
インデックスe | SMT | Funds-i | eMAXIS |
○ | ○ | ○ | ○ |
良質な投信保有ポイントサービス
SBI証券は、(1)信託報酬の安いインデックスファンドのほぼ全てを購入でき、(2)新しく信託報酬の安いインデックスファンドが設定された場合、早い時期に取り扱い開始されることが多い―と解説してきました。
ただ、信託報酬の安いインデックスファンドシリーズを取り扱う―ネット証券は他にもあるため、それだけではじゅうぶんなメリットとは言えません。では、SBI証券は、他のネット証券より、どこが優れているのでしょうか?
良質な投信保有ポイントサービスがある点が、優れています。具体的なポイントサービスの内容は、以下です。SBI証券で投資信託を保有した場合、投資信託資産残高の年率:0.1%(投資信託資産残高が1000万円以上の場合、倍の年率:0.2%)のポイントがもらえます。
なお、ポイントの現金化は、SBIグループ会社のポイントサイト(SBIポイントのサイト)を通じて行います。この"ポイント現金化"の際に、ポイントは目減りします。目減りの程度は、以下です。(1)住信SBIネット銀行に振り込んでもらった場合、ポイントの85%の現金になります(15%目減り)。(2)他の銀行に振り込んでもらった場合、ポイントの80%の現金になり(20%目減り)、さらに手数料が165円かかります。
図:SBI証券のポイント還元率:年率
投資信託資産残高 | 取得ポイント(年率) | 現金交換時の目減り考慮* | 備考 |
1000万円未満 | 0.1% | 0.085% | 現金交換時に住信SBIネット銀行以外へ振り込んでもらった場合、ポイント還元率は0.08%(投信残高が1000万円以上の場合、0.16%)に下がり、165円の手数料がかかる。 |
1000万円以上 | 0.2% | 0.17% |