「外貨MMFの投資対象」で、外貨MMFは、(1)"先進国が発行する国債"、"格付けの高い公社債"など―安全性が高いものに投資し、(2)さらに、投資する資産の―残存期間も短い(平均残存期間90日)*―と解説しました。そのため、外貨に投資する商品の中では、比較的安全な商品です(ただし、外貨に投資するため、円高になった場合、円に換えたときに元本割れする可能性はあります)。
* 残存期間が短いと、金利変動の影響を受けにくくなります。
ただ、比較的安全な投資商品であっても、最低投資額が高額なら、魅力的な投資商品とは言えないでしょう。では、外貨MMFの最低投資額はどのくらいなのでしょうか?
外貨MMFの最低投資額は、"10通貨以上1通貨単位"が主流です。なお、最低投資額は、販売会社によって異なります。以下に、各証券会社の―米ドルMMFの最低投資額を表にまとめてみました。
図:各証券会社の最低投資額(米ドルMMFの場合)
証券会社名(証券会社のHPへ) | 最低投資額 |
SBI証券 |
10米ドル以上1米セント単位 |
楽天証券 |
10米ドル以上1米セント単位 |
マネックス証券 |
1,000円以上1円単位 |
auカブコム証券 | 1万円以上1円単位 |
松井証券 |
1万円以上1円単位 |
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