外貨MMFは、公社債投資信託です。「公社債投資信託と株式投資信託」で、公社債投資信託とは、国債や社債など、金利収入を目的とした投資をおこなう投資信託だ―と解説しました。
ただ、一口に"国債や社債に投資をおこなう"といっても、国債や社債にはさまざまな種類があります。国債・社債の種類は、以下です。(1)国債には、先進国が発行するものと、新興国が発行するものとがあり、(2)社債には、格付けの高いものと、格付けの低いものとがあります。では、外貨MMFの投資対象は、どんなものなのでしょうか?
外貨MMFの投資対象は、(1)"先進国が発行する国債"、"格付けの高い公社債"、"コマーシャル・ペーパー"などの―安全性が高いものだけです**。さらに、投資する資産の―残存期間も短い(平均残存期間90日)ため、金利変動の影響も受けにくくなっています(一般に、投資期間が長いほど、金利変動の影響が大きい)。(2)また、先ほど解説したように、外貨MMFは公社債投資信託ですから、株式には投資しません。
** 他には、譲渡性預金にも投資します。
図:外貨MMFの投資対象
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