株主権利自動取得サービスとは、株主権利の権利確定日にあわせて、貸株を自動で解除してくれる(=株式を保有している状態になる)サービスです*。対応している株主権利は、株主優待と、配当金との2種類です。株主優待の自動取得サービスは、SBI証券・auカブコム証券・マネックス証券で提供されています。配当金の自動取得サービスは、マネックス証券で提供されています。
* 松井証券も貸株サービスを取り扱っていますが、貸株の形式が異なるため、株主権利自動取得サービスを使わなくても通常通り"配当金"・"株主優待"が受け取れます。
ただ、各々の株主権利自動取得サービスは、外部から提供された―"株主権利の権利確定日情報"を使っているため、データ提供元を知っておく方が良いです。"株主権利の権利確定日情報"の提供元を知っておくべき理由は、(1)株主優待の内容は、変更されることがありますが、(2)株主優待の内容に変更があった際に、すぐに情報を更新してくれるところか確認しておきたい―からです。では、株主権利の権利確定日の情報は、どこが提供するものを使っているのでしょうか?
株主優待自動取得サービスは、東洋経済新報社の株主優待情報を使っています。また、配当金自動取得サービスは、東京証券取引所の配当金情報を使っています。
図:株主権利自動取得サービスの情報源