松井証券の貸株は、"貸株中の株式の一部を売却した場合"や、"貸株中の株式を追加で購入した場合"に、再度申し込まなくてはなりません。ただ、この"再度の申し込み"は、少し面倒なしくみになっています。では、どういった点が面倒なのでしょうか?
「翌営業日以降」にログインして、再度申し込まなくてはならない点が面倒です。
- 貸株中の株式の売却時は、全株を再申し込みする(翌営業日以降)
- 貸株中の株式の追加購入時は、追加分のみを申し込みする(翌営業日以降)
貸株中の株式の売却時は、全株を再申し込み
貸株している銘柄の一部を売却した場合、売却した銘柄の貸株を、「全株」 再度申し込まなければなりません。全株の貸株を再度申し込まなくてはならないのは、貸株中の銘柄を一部でも売却すると、その銘柄の貸株が全株解除されてしまうからです。なお、貸株が解除されるのは、売却した銘柄だけなので、売却した銘柄以外の―貸株に影響はありません。
再申し込みの方法は、最初に貸株を申し込んだ場合と同じです。貸株の申し込み方法は、以下です。
- 松井証券にログイン後、貸株の申し込みページに移動します。
- 「追加」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 「確認する」を押します。
上記のように、再申し込みの方法は簡単ですが、問題は「翌営業日まで貸株を再申し込みできない」ことです。翌営業日まで貸株の再申し込みができないため、貸株中の銘柄の一部を売却した後に、忘れないうちに貸株を再申し込みすることができません。そのため、貸株を実行することを「翌営業日まで覚えておかなくてはなりません」。このことは、結構負担になります。もちろん、再度の申し込みを忘れて貸株を実行しなくても、損はしません。ただし、貸株を実行し忘れている期間分、貸株料が得られなくなってしまいますので注意が必要です。
図:貸株中の株式を一部でも売却すると、再申し込みが必要
貸株中の株式の追加購入時は、追加分のみを申し込み
貸株している銘柄を追加購入した場合、追加購入分の貸株を、再度申し込まなければなりません。追加購入分の貸株を再度申し込まなくてはならないのは、追加購入した株式が、自動で貸株されないからです。なお、貸株中の銘柄の一部を売却した場合とは異なり、貸株中の銘柄を追加購入しても、貸株が解除されることはありません。
追加の申し込み方法は、最初に貸株を申し込んだ場合と同じです。貸株の申し込み方法は、以下です。
- 松井証券にログイン後、貸株の申し込みページに移動します。
- 「追加」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 「確認する」を押します。
追加で貸株中の銘柄を買い増した場合、追加購入分の株式は、翌営業日以降でないと貸株できません。翌営業日以降でないと貸株できないため、翌営業日まで、貸株の申し込みをすることを―覚えておかなくてはなりません。ただし、先ほど解説した―売却時とは異なり、追加購入しても全部貸株解除されることはないので、貸株料への影響は少ないです。
図:追加購入した株式は、貸株の申し込みが必要
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