積み立てを続けていると、目標達成までの残りがわからなくなることがあります。目標達成までの残りがわからなくなるのは、証券会社にログインする必要がなくなるからです。
ただ、目標達成までの残りを把握することは、積み立てのモチベーション維持にとても大切です。積み立ての途中で疲れたら、再シミュレーションしてあとどのくらいで目標達成できるのか確認してみましょう。
- 積み立てを続けていると、目標達成までの残りがわからなくなる
- 目標達成までの残りを把握することは、積み立てのモチベーション維持にとても大切
- 積み立ての途中で疲れたら、再シミュレーションしてあとどのくらいで目標達成できるのか確認
積み立てを続けていると、目標達成までの残りがわからなくなる
積み立てを続けて何年も経つと、目標までどれだけ近づけたのかわからなくなることがあります。目標までどれだけ近づけたかわからなくなるのは、投資信託の積み立ては最初に一度設定したら、もう証券会社にログインする必要がないからです。
この「証券会社にログインしなくても積立投資ができる」のは、大きな利点ではありますが、証券会社にログインしなければ、資産の状況を把握することはできません。
ただ、どれだけ目標に近づけたかを把握することは、積み立てのモチベーション維持にとても大切です。積み立てが負担に感じてきたときには、特に大切になります。
目標達成までの残りを把握することは、積み立てのモチベーション維持にとても大切
積み立てを続けていると、積立資金の捻出が負担に感じるときがあります。なぜなら、積立資金の捻出は、結構大変だからです。積立資金の捻出のために、買いたいものを我慢することも必要になるでしょう。どうしても欲しいものができたときなどに、負担をより大きく感じます。
積み立てを負担に感じたときは、目標達成までの残りを確認しましょう。目標達成までの残りを把握することで、積み立てのモチベーションアップにつながります。
目標達成までの残りは、積み立ての再シミュレーションをすることで確認することができます。
積み立ての途中で疲れたら、再シミュレーションしてあとどのくらいで目標達成できるのか確認
あとどのくらいで目標達成できるか計算するには、エクセルのFV関数を使いましょう。エクセルのFV関数で計算するには、「期待リターン」・「投資月額」・「現在の評価金額」・「目標金額」のデータが必要です。
FV関数の使い方は、以下です。まず、エクセルに、以下のような図をつくります。以下の例は、期待リターン:4%、投資月額:5万円、現在の評価金額:1,000万円、目標金額:3,000万円の場合を想定しています。
B1には「期待リターン」を入力します。B2の「投資期間」が知りたい数字ですので、とりあえず1と入力します。B3には「投資月額」を、B4には「現在の評価金額」を、それぞれマイナスをつけて入力します*1。B6のセルには、「=FV(B1,B2,B3*12,B4)」と入力しています。入力内容は、「=FV(期待リターン,投資年数,投資月額額×12,現在の評価額)」です。3つ目の「投資月額×12」に注意してください。FV関数の3つ目には、「投資年額」を入れる必要がありますが、「投資月額」の方がわかりやすいため、「投資月額」を12倍して「投資年数」に変換しています。
*1 B3、B4は、マイナスをつけて入力しなければならないので注意してください。
次に、ゴールシークを起動します。上の「データ」タブをクリック、「What-If 分析」をクリック、「ゴールシーク(G)」をクリックで、ゴールシークが起動します。
そして、ゴールシークの入力欄に、計算条件を入力します。
- 数式入力セル(E)に、「資産額」のセル:B6を指定します。
- 目標値(V)に、今回の目標額:3000を入力します。
- 変化させるセル(C)に、「投資期間」のセル:B2を指定します。
上記の計算の結果、あと約15年で目標達成できると計算できました。
積み立ての途中で疲れたら、このような計算をして、ゴールまであとどのくらいか確認することでモチベーションアップを図りましょう。
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