老後資金の必要額(=年金で足りない金額)は人それぞれです。毎月20万円必要な人と、毎月40万円必要な人とでは、当然老後の必要額は異なります。
ただ、老後資金の必要額は、あらかじめ計算できます。いくら老後資金が必要なのか、自分で計算してみましょう。
老後資金の必要額を自分で計算
老後資金の必要額を計算するには、まず、老後に毎月必要な金額を決めます。ここでは、月25万円と設定します。
次に、将来もらえる年金額を確認します。将来もらえる年金額を計算できるサイトで、自分の年金額を確認します。
上記のサイトで、実際に計算してみました。計算の前提は、以下です。
- 30歳独身男性
- 年収:360万円(内ボーナス60万円)
- 老後に毎月必要な金額:25万円
サイトで以下のように入力すると、年1,580,000円(月約13万円)もらえると計算できました。
そして、老後に毎月必要な金額から、将来もらえる年金額(月額)を引くと、不足する金額が確認できます。25万円-13万円=12万円。よって、月に12万円不足することがわかりました。
なお、不足する月額を、運用でおぎなうために必要な金額は、以下のように計算します。
ア. | 不足する月額を年額に変換する |
12万円×12ヶ月=144万円 年に、144万円を運用で手に入れる必要があります。 |
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イ. | 不足する年額を、期待リターンで割る |
144万円÷4%(期待リターン*1)=3,600万円 老後までに、運用資産を3,600万円用意すれば、不足はなくなります。 |
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