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国内株式ファンドは、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)がおすすめ

 国内株式投資信託に、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)というファンドがあります。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、TOPIXに連動する投資成果を出すことを目標とするインデックスファンドです。

 しかし、TOPIX連動のインデックスファンドは、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)だけではありません。他にもいくつか候補があるはずです。それらの候補の中で、なぜ、おすすめと言えるのでしょうか?

 おすすめだと言える理由は、最も長期投資に向いているからです。具体的には、以下です。


信託手数料が最も安い

 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、最も長期投資に向いているファンドであると解説しました。

 理由を3つ上げましたが、まず1つめの「信託手数料が最も安い」について解説します。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の信託手数料は、0.14%(税抜)で、TOPIX連動のインデックスファンドの中で最安です。TOPIX連動のインデックスファンドの信託手数料を、具体的に比べてみましょう。

 信託手数料の安いTOPIX連動のインデックスファンドには、以下の4つがあります。信託手数料は、どれも0.14%(税抜)です。

  1. eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  2. ニッセイTOPIXインデックスファンド
  3. iFree TOPIXインデックス
  4. Smart-i TOPIXインデックス

したがって、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、TOPIX連動のインデックスファンドの中で、信託手数料が最も安いことが分かります。

図:TOPIX連動のインデックスファンド:信託手数料一覧

ファンド名信託報酬(税抜)
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.14%
ニッセイTOPIXインデックスファンド0.14%
iFree TOPIXインデックス0.14%
Smart-i TOPIXインデックス0.14%
※上記データは、2022年9月のものです。購入の際は、目論見書で確認してください。


販売手数料が無料

 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、TOPIX連動のインデックスファンドの中で最も信託手数料が安いことを解説しました。

 また、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、販売手数料の面でも優れています。販売会社をきちんと選べば、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の販売手数料は、無料にすることができます。

 販売手数料は、購入する際に支払う必要があります。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、販売手数料を無料にすることができます。したがって、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、購入する際に余分な手数料がいらないため、その分多くのお金を運用することができます。

図:販売手数料が、無料の販売会社

ファンド名 販売手数料が、無料の販売会社
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) SBI証券
ニッセイTOPIXインデックスファンド SBI証券
iFree TOPIXインデックス SBI証券
Smart-i TOPIXインデックス SBI証券
※上記データは、2022年9月のものです。購入の際は、目論見書や運用報告書で確認してください。


繰上償還の危険性が少ない

 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、TOPIX連動のインデックスファンドの中でも信託手数料がもっとも安く、また、販売手数料もかからないと解説しました。

 ただ、これらの「信託手数料が最安」・「販売手数料が無料」という条件は、実は先ほど挙げた他の3つの低コストファンドにも当てはまります。では、なぜ、これだけコストが安いTOPIX連動のインデックスファンドがあるなかで、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)がおすすめなのでしょうか?

 それは、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)が、繰上償還の危険性が少ないからです。その理由は、総資産額が多いからです。

 主に、繰上償還*が起こるのは、総資産額が少なくなりすぎた場合です。繰上償還は、総資産額が少なくなりすぎると分散投資ができなくなるため、行われます。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、総資産額**が非常に大きい(7578億)です。そのため、少し解約が多くなったくらいでは、分散投資ができなくなることはありません。したがって、現在の総資産額が多いeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、繰上償還の危険性が少ないと言えます。

* 繰上償還とは、信託期間の途中で償還されてしまうことです。繰上償還を行う条件は、目論見書に記載されています。
** ここでいう総資産額は、マザーファンドの総資産額です。

図:コストが安いTOPIX連動のインデックスファンドの総資産額一覧

ファンド名 マザーファンドの総資産額
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 7578億
ニッセイTOPIXインデックスファンド 1173億
iFree TOPIXインデックス 2014億
Smart-i TOPIXインデックス 662億
※上記データは、2022年9月のものです。購入の際は、目論見書や運用報告書で確認してください。

(備考)その他の優れた点は? 非常に高い分散効果がある
 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、信託手数料が安く、販売手数料もいらず、繰上償還の可能性も低いことを解説してきました。この3点から、長期的に運用したい投資家の方にとっては、最適のファンドと言えそうです。

 次に、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の分散投資効果について見てみましょう。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、分散投資効果が非常に高いです。なお、高い分散投資効果は、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)に限らずTOPIX連動のインデックスファンド全てに当てはまります。eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)が、非常に高い分散投資効果を得られる理由は、1650銘柄程度に投資することにあります。

 日経平均株価に連動するインデックスファンドの投資銘柄数は、200銘柄です。また、人気のさわかみファンドは、300銘柄に投資します。したがって、1650銘柄という数字は、国内株式ファンドの中で、非常に多い銘柄数だと言えます。








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