投資信託ガイドTop > おすすめの投資信託 > 外国債券ファンドは、グローバルソブリンオープンがおすすめ

« 外国債券ファンドは、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスがおすすめ | メイン | SBI証券の取り扱いインデックスファンド »

外国債券ファンドは、グローバルソブリンオープンがおすすめ

 外国債券投資信託に、グローバルソブリンオープンというファンドがあります。グローバルソブリンオープンは、全ての投資信託の中で、最も総資産額が多い(=最も売れている)ファンドです。グローバルソブリンオープンの投資対象は、先進国のソブリン債*です。先進国のソブリン債は、デフォルト**の可能性が非常に低いため、安定した利子収入が期待できます。

 ただ、先進国のソブリン債に投資する外国債券ファンドは、他にもあります。それなのに、なぜこのファンドだけ飛びぬけて人気が高いのでしょうか?

 高い人気がある理由は、長期安定運用が期待できるからです。その理由は、以下です。

    ●繰上償還***の危険性が少ないから
    ●安定した分配実績があるから
    ●販売手数料を無料にできるから
* ソブリン債とは、"国"や"国の機関"が発行する債券のこと。
** デフォルトとは、約束された通りに、利子や償還金の支払いが行われないこと。
*** 繰上償還とは、信託期間の途中で償還されてしまうこと。繰上償還を行う条件は、目論見書に記載されています。

繰上償還の危険性が少ない
 グローバルソブリンオープンは、長期安定運用が期待できるので、人気があると解説しました。

 3つの理由を挙げましたが、まず"途中償還の危険性が少ない"という理由から説明したいと思います。なぜ繰上償還の危険性が少ないと言えるのでしょうか?

 繰上償還の危険性が少ないと言える理由は、総資産額が多いからです。

 主に、繰上償還が起こるのは、総資産額が少なくなりすぎた場合です。それは、総資産額が少なくなりすぎると、分散投資ができなくなるため行われます。グローバルソブリンオープンは、総資産額が非常に大きい(6978億円:2016年9月現在)です。そのため、少し解約が多くなったくらいでは、分散投資ができなるなることはありません。したがって、総資産額が多いグローバルソブリンオープンは、繰上償還の危険性が少ないと言えます。

安定した分配実績がある
 グローバルソブリンオープンは、総資産額が非常大きいため、繰上償還の危険性が少ないことを解説してきました。

 ただ、繰上償還の危険性が少ないとしても、安定した運用を行っていなければ、長期安定運用に向いているとは言えません。過去の分配実績は、どうでしょうか?

 グローバルソブリンオープンは、2001年1月から安定した分配実績があります。

 長期間、安定した運用を行っていれば、今後も同じように運用することが期待できます。グロソブは、2001年1月から安定した分配金(40円)支払いの実績があります。したがって、グローバルソブリンオープンは、今後も同じように安定運用する期待ができます。

    ※追記(2016/09/08)
    2016年9月現在、円高・各国の利下げにより、分配金は10円になっています。(40円→30円→35円→20円→10円)

図:長期間、安定した運用を行っていれば、今後も同じように運用することが期待できる
長期間、安定した運用を行っていれば、今後も同じように運用することが期待できる

販売手数料を無料にできる
 グローバルソブリンオープンは、繰上償還の危険性が少なく、安定した分配実績があることを解説しました。

 最後に確認しておきたいのは、販売手数料です。長期運用する時には、追加投資をすることも多いと思います。グローバルソブリンオープンは、販売手数料がどの位かかるのでしょうか?

 販売会社をきちんと選べば、グローバルソブリンオープンの販売手数料は、無料にすることができます。

 販売手数料は、購入する際に支払う必要があります。グローバルソブリンオープンは、販売手数料を無料にすることができます。したがって、グローバルソブリンオープンは、購入する際に余分な手数料がいらないため、その分多くのお金を運用することができます。

図:販売手数料が、無料の販売会社

ファンド名販売手数料が、無料の販売会社
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)SBI証券



遊んでいるお金から、ほったらかしで定期収入

楽天証券には、投資信託を毎月自動で取り崩してくれるサービスがあります。

このサービスをつかうと、ほったらかしで、遊んでいるお金の年4.8%(または年3.6%)が、楽天銀行の口座に毎月振り込まれます。


楽天証券ってどんな会社?

楽天証券は、楽天市場・楽天モバイル・楽天銀行で知られる、楽天グループに属する証券会社です。

楽天証券の総合口座数は864万口座、預り資産は、18.1兆円を超えています(2022年12月末時点)。

また、楽天証券で投資信託を保有、または、積み立ての設定をしている人は、274万人を超えています。


楽天証券の自動取り崩しサービスの実践履歴

実際に、楽天証券の「投資信託の自動取り崩しサービス」をつかった履歴をごらんください。

下のように、振込日(1~28日の中で好きな日を指定できます)の10日に間に合うように、投資信託を自動で売ってくれます。

楽天証券の投資信託自動取り崩しの履歴

また、取り崩したお金は、下のように自動で楽天銀行の口座に振り込んでくれています。

なお、取り崩しの際にかかる譲渡益税(利益の約20%)が源泉徴収されています。

※ちなみに、自動で振り込んでもらうには、楽天証券の口座と、楽天銀行の口座と連携させる「マネーブリッジ連携」というかんたんな設定が必要です。

楽天証券の振り込みの履歴


なぜ、年4.8%(または年3.6%)の収益がえられるの?

全世界株式の投資信託に投資すると、年4.5%(インフレ調整後)のリターンが期待できる

全世界株式に投資すると、年7%のリターンが期待できます。

>> 全世界株式のリターンが7%といえる詳しい理由は、この記事で解説しています。

>> 過去34年のデータから計算した、全世界株式のリターン7%の理由はこちら

全世界株式に投資する方法はいくつかありますが、投資信託を使うのが簡単です。

全世界株式に投資する投資信託のなかでは、手数料が安い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下オール・カントリー)」がおすすめです。

オール・カントリーの手数料は年0.2%程度で、全世界株式に投資する投資信託のなかで、最安クラスです。

なお、全世界株式のリターンは年7%といいましたが、取り崩しは、年7%ではなく「年4.5%」にするのがベストです。

なぜなら、全世界株式のリターン:7%のうち、2.3%はインフレで増えた分だからです。

インフレで増えた2.3%分は、取り崩さずにそのまま運用をつづけて、その運用益で将来のインフレにそなえます。

また、先ほど解説したように、オール・カントリーには、年0.2%程度の手数料がかかるため、その分も取り崩さないでおきます。

したがって、全世界株式のリターン:7%から、インフレ分:2.3%と、オール・カントリーの手数料:0.2%を引いた年4.5%を取り崩すのがベストです。


しかし、年4.5%のリターンの取り崩しは、手間がかかる

実は、投資信託を毎月手動で取りくずす場合、かなり手間がかかります。

取りくずしの手間を、全世界株式の投資信託を取りくずす場合を例に解説すると、

1.まず、今月の取りくずし額を計算します。

全世界株式の場合、年4.5%が期待リターンですので、毎月「4.5%の12分の1」まで取りくずしても大丈夫です。

つまり、4.5%÷12ヶ月で、0.375%ですね。

たとえば、現在の資産額が120万円の場合、4,500円(=120万円×0.375%)と計算できます。

2.つぎに、1.で計算した額を売る、売却注文をだします。

証券会社のホームページにログインして、先ほど計算した額だけ、全世界株式の投資信託の売却注文をだします。

3.そして、売却注文が成立した翌日か、翌々日までまって、出金指示をだします。

実は、投資信託は、売却注文が成立しても、その日に出金指示をだせません。

出金指示ができるようになるのは翌日か、翌々日になってからです。

このように1日で注文・出金指示の、両方をすませることができません。

そのため、売却注文をだす日と、出金指示をだす日と、2日にわたってホームページで操作する必要があるのです。

自動取りくずしサービスがないと、毎月、この取りくずし作業をやらなければなりません。


楽天証券の自動取り崩しサービスなら、メンドクサイを解消

楽天証券の自動取りくずしサービスなら、毎月の取りくずし率を、0.1%以上0.1%単位で設定できます。

ここで設定した取りくずし率の分だけ、毎月自動で投資信託を売却してくれます。

全世界株式(年4.5%のリターン)の投資信託を取りくずす場合、月0.4%(年4.8%)、または月0.3%(年3.6%)に設定すると良いでしょう。

また、取りくずしたお金は、毎月指定した日(1~28日から好きな日を指定できます)に、楽天銀行の口座に振り込んでもらえます。

なお、設定した日に間に合うように、投資信託を売却してくれため、お金が必要な日よりまえに振込日を指定する必要はありません。

そのため、楽天証券を使えば、手間をかけずに、遊んでいるお金の年4.5%が、楽天銀行の口座に毎月振り込まれます。


ほったらかしで定期収入をもらうには、2つのステップだけ

1.楽天証券の口座を開設したら、全世界株式に投資する投資信託(オール・カントリーがおすすめ)を買って、その投資信託を、月0.4%(または0.3%)取り崩す設定をします。

2.楽天証券の口座と、楽天銀行の口座とを連携させる「マネーブリッジ連携」という設定をします。

この2つを最初にいちど設定するだけでおわりです。

・公式ページ




まとめ

楽天証券の投資信託自動取り崩しサービスを使うことで、遊んでいるお金から収益が上がります。

また、はじめるのもかんたんで、全世界株式の投資信託を買って、月に取りくずすパーセント(0.4%か0.3%)を決めるだけです。

楽天証券の投資信託自動取り崩しサービスがなければ、毎月手間のかかる取り崩しを自分でしなければなりません。

また、銀行預金ではお金はほとんど増えませんので、楽天証券での投資信託自動取り崩しサービスをおすすめします。

・公式ページ








カテゴリー一覧

Powered by
Movable Type 4.292