債券型投資信託とは、国や、国の機関、会社などが発行する債券を、
投資対象とした投資信託です。
債券とは、お金を借りるときに発行する、借用書のようなものです。
債券を購入すると、あらかじめ決められた利息を、受け取ることが出来ます。
債券投資の利息収入
債券型投資信託の利点と欠点
・利点
株式と反対の動きをするため、株式型投資信託と組み合わせることで、
ポートフォリオ全体の値動きが安定します。
また、株式よりも値動きが少なく、安定していることも利点と言えます。
・欠点
値動きが少ないため、株式ほどの大きなリターンは、望めません。
大きなリターンを狙いたい人には、物足りないかもしれません。
しかし、安定的に利息収入が欲しい人には、最適な投資信託といえます。
債券型投資信託のリターンとリスク
・リターン
国内債券は、現在、金利が低いため、非常にリターンが低いです。
外国債券は、安定して利益を上げています。
参考データ(2022年9月現在) 5年リターン
国内債券型投資信託
ファンド名 | リターン | 購入手数料が、最も安い販売会社 |
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | -0.29%(年率=1年あたり) | SBI証券(購入手数料=0%) |
ニッセイ国内債券インデックスファンド | -0.34%(年率) | SBI証券(0%) |
外国債券型投資信託
ファンド名 | リターン | 購入手数料が、最も安い販売会社 |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 2.68%(年率=1年あたり) | SBI証券(購入手数料=0%) |
ニッセイ外国債券インデックスファンド | 2.63%(年率) | SBI証券(0%) |
たわらノーロード 先進国債券 | 2.65%(年率) | SBI証券(0%) |
・リスク
債券型投資信託のリスクには、金利変動リスク、デフォルトリスクがあります。
また、外国の債券に投資するものには、為替リスクも加わります。
金利変動リスクとは、金利変動により、
債券価格が影響を受けるリスクのことです。
デフォルトリスクとは、約束した利息が払われないリスクのことです。
為替リスクとは、日々変化する"通貨の交換レート"の、影響を受けるリスクのことです。
解約(または、買取請求)した際に、債券自体の価値が上がっていても、
円の価値が下がっていた場合、儲けが目減り(または、損を)する可能性があります。
債券型投資信託の所得区分
債券型投資信託は、債券に投資しますが、"多くは公社債投信ではありません"
株式投資信託に分類されます。
よって、株式型投資信託で得た収益分配金は、配当所得です。
また、換金時に、
解約請求・買取請求をした場合のいずれも、譲渡所得になります。
なお、"多くは公社債投資信託ではありません"が、MMFは、公社債投資信託です。
・配当控除の対象?
ほとんど株式に投資しないため、多くの債券型投資信託では、
配当控除が利用できません。
債券型投資信託とは、国や、国の機関、会社などが発行する債券を、
投資対象とした投資信託です。