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追加(オープン)型と単位(ユニット)型

目論見書や、ホームページで投資信託について調べていると、追加(オープン)型や単位(ユニット)型といった言葉が出てくると思います。

追加(オープン)型と単位(ユニット)型とは、いつでも購入出来るかどうかによって、投資信託を2つに分けたものです。追加型は、いつでも購入可能です。単位型は、募集期間中しか購入出来ません。

これから、追加(オープン)型と単位(ユニット)型の利点と欠点比較について解説していきます。

利点と欠点
まず、始めに追加(オープン)型と単位(ユニット)型の利点と欠点について解説したいと思います。
1.追加(オープン)型の利点と欠点
・追加型の利点には、同じものの買い増しが可能過去の運用状況を確認してから購入できる信託期間の定めが無いか、非常に長いがあります。
追加型は、いつでも購入できるため、始めに買った投資信託から受け取った利益で、同じものを買い増すという追加投資が可能です。
また、何年分かの運用状況を確認してから購入出来ます。
さらに、信託期間の定めが無いか、非常に長いです。そのため、短期で償還されてしまうことがなく、長期投資が可能です。
・追加型の欠点には、総資産が大きくなり過ぎると運用が難しくなることがあります。
追加型は、投資対象が株式の場合、人気が出すぎて総資産が大きくなり過ぎると運用が難しくなります。総資産額が大きくなると、1回の取引額も大きくなるため、自らの買いで、株式の値段が大きく上がってしまうといったことがおきてしまうからです。ただ、そういった状況になった場合に、募集を停止する措置をとってくれるファンドであれば、問題ありません。

2.単位(ユニット)型の利点と欠点
・単位型の利点は、総資産額が大きくなり過ぎないことがあります。
単位型は、人気の出すぎで総資産が大きくなりすぎ、運用が難しくなることがないことです。理由は、一定の期間しか購入を受け付けないからです。
・単位型の欠点には、同じものの買い増しが不可過去の運用状況を確認してから購入できない信託期間が短いがあります。
単位型は、一定の期間しか募集を行わないため、その期間を過ぎてしまうと追加投資が出来ません。そのため、複利運用が不可能です。
また、募集期間中に購入の判断をしなければならないので、何年分かの運用状況を確認してから購入できません。
さらに、信託期間が1、2年のものが多数を占めています。(信託期間が終わった場合、自動的に償還されます。)

比較
追加(オープン)型と単位(ユニット)型の利点と欠点については、理解して頂けたと思います。次に、各々の違いをまとめてみたいと思います。
ここでは、追加(オープン)型と単位(ユニット)型の違い優れている方を解説します。
各々の違いは、いつでも購入出来るかどうかという点と、信託期間の長さにあります。
優れているのは、追加型と言えるでしょう。単位型よりも利点が多く、欠点が少ないからです。そのため、現在の主流は追加型になっています。

図:追加(オープン)型と単位(ユニット)型の購入期間の違い
追加(オープン)型と単位(ユニット)型の購入期間の違い








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