現在、外国株式に投資するインデックスファンドの主流は、外国株式インデックスファンドです。外国株式インデックスファンドは、国内株式インデックスファンドに比べ、手数料が高いです。具体的に比べてみると、まず、国内株式インデックスファンドの信託報酬は、0.37%(税抜)のものがあります。一方、外国株式インデックスファンドの信託報酬は、0.50%(税抜)のものがあります。
現在、インデックスファンドの低コスト競争のため、国内株式インデックスファンドの信託報酬は0.18%(税抜)、外国株式インデックスファンドの信託報酬は0.20%(税抜)まで下がっています。
しかし、最近、外国株式のインデックスファンドに"海外ETF"という信託報酬の非常に安い(=0.25%)ものが出てきました。海外ETFとは、海外の証券取引所に上場されている投資信託です。つまり、海外の優れたETFを、国内の証券会社でも購入可能にしてくれたものです。
注意点として、海外ETFは、外国株式インデックスに連動するものだけではないことを覚えておいてください。要するに、"外国株式インデックス(=MSCI KOKUSAI)に連動するもの"は、海外ETFの中の一銘柄(銘柄名:iShares MSCI KOKUSAI Index)にすぎません。例えば、他に、米国の株式インデックス(=S&P500など)に連動する海外ETFもあります。そのため、ここでいう海外ETFとは、"外国株式インデックス(=MSCI KOKUSAI)に連動するもの"を指していると理解してください。
信託手数料の非常に安い海外ETFですが、取り扱い証券会社がまだ3社しかありません。そのため、まだ、購入手数料の値下げ競争が活発になっていません。したがって、購入手数料が高くなっています。では、具体的にどのくらいの購入手数料がかかるのでしょうか?
最も安い証券会社でも、約定代金の0.45%(税抜)の手数料がかかります(最大20米ドル)。なお、一部の人気銘柄は、買付時だけ手数料が無料になっている場合もあります。海外ETFの取り扱い証券会社の購入手数料は、以下です。
図:海外ETFを扱う証券会社一覧
証券会社名 (会社のHPへ) | 購入手数料(税抜) |
SBI証券 |
約定代金の0.45%(最低:0米ドル、最大:20米ドル) |
楽天証券 |
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マネックス証券 |
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