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国内債券の平均利回りは何パーセント?(20年・30年投資した場合)

 国内債券は、世界株式にくらべて利回りが低いです。そのかわり、値動きがおだやかで、安定した運用が期待できます。

 ただ、国内債券で運用をはじめるなら、具体的にどのくらいの利回りが期待できるか知りたいところです。そこで、ネット上で手に入るデータを元に、エクセルで計算してみました。

 では、国内債券に20年・30年投資した場合、どのくらいの利回りが期待できるのでしょうか?

 国内債券に20年・30年投資した場合の、1年あたりの利回りは約3%でした。この計算の内容は以下です。


国内債券の平均利回り(20年・30年投資した場合)

国内債券の20年・30年利回りの図解

 国内債券に20年投資した場合の、1年あたりの利回りは以下です(1988~2021年のデータで計算)。

  • 平均リターンは、2.87%
  • 最大リターンは、4.03%
  • 最小リターンは、1.53%

 国内債券に30年投資した場合の、1年あたりの利回りは以下です(1988~2021年のデータで計算)。

  • 平均リターンは、3.20%
  • 最大リターンは、3.39%
  • 最小リターンは、2.82%

 世界株式の平均利回りは、20年・30年ともに「約3%」です。ただし、3%という実績は過去のデータなので、こんごも同じ結果になるとは限りません。


計算に使った、国内債券の利回りデータの出所

 国内債券の利回りの計算には、さまざまなインデックスのデータを公表してくれている、「myINDEX」というサイトのデータを使わせていただきました。

 使用したデータがある場所は、以下です。

1.まず、「myINDEX」の「NOMURA-BPI 総合」のページにアクセスします。

myINDEXのサイト画像

 なお、「NOMURA-BPI 総合」は、国内の公社債市場の動向を指数化したものです。

NOMURA-BPIは、「NOMURA Bond Performance Index(ノムラ・ボンド・パフォーマンス・インデックス)」の略で、野村證券金融工学研究センターが算出・公表する、日本の公募債券流通市場全体の動向を的確に表すために開発された投資収益指数をいいます。これは、日本の流通市場の債券を一定の組入基準に従って構成されたポートフォリオ(インデックス・ポートフォリオ)のパフォーマンスを基に算出され、1983年12月末を100として指数化されています。

iFinanceより引用

2.アクセスしたページの下の方にある、「グラフ」という項目の「年次リターン」タブをクリックします。

年次リターンをクリックの画像

3.グラフになっていますが、マウスカーソルをあわせると数値がでます。

グラフをクリックすると数値が表示される画像

 これが各年の国内債券の利回りです。画像では1966年の利回りが8.9%だとわかります。この利回りのデータを使って、国内債券に20年・30年投資した場合の、利回りを計算します。

 なお、国内債券のリターンデータは1966年のものからありますが、あまりに古いデータだと現在の数値とかけ離れて過ぎています。そのため、今回は、1988年以降の過去34年分だけつかって計算しました。


国内債券の利回りの計算方法

 国内債券を20年運用した場合の利回りは、先ほどの利回りのデータを20年分掛けあわせて計算します。

 たとえば、1988~2007年の利回りを計算する場合、各年の利回りを順番にかけていきます。

  • まず、1988年の利回りは5.7%でしたので、「1×(1+5.7%)」で1.057。
  • つぎに、1989年の利回りは-0.7%でしたので、「1.057×(1 -0.7%)」で1.049601。
  • そして、1990年の利回りは2.2%でしたので、「1.049601×(1-2.2%)」で1.072692222というように計算します。

 このように2007年までの20年分を計算すると、2.200477834という計算結果になります。つまり、1988年に1円を日本債券に投資したら、2007年には約2円になったということです。

 この「20年運用したときの利回り」を、1989~2007年から、2002~2021年までの15回分計算します。

  • 1988~2007年の国内債券の利回りは、2.200477834。
  • 1989~2008年の国内債券の利回りは、2.152596102。
  • ~省略~
  • 2002~2021年の国内債券の利回りは、1.355129394。

 これで、1988年から2002年までに投資をはじめて、20年運用した場合の利回りデータ(15回分)が手に入りました。

 なお、国内債券を30年運用した場合の利回りは、同じように30年分の利回りを掛けあわせて計算します。


集めた利回りデータから平均利回り・最大利回り・最小利回りを計算

 集めた利回りのデータから、平均利回り・最大利回り・最小利回りを計算します。

 20年運用した場合の、平均利回り・最大利回り・最小利回りは以下です。

  • 平均利回りは、1.761465353(年利に直すと、2.87%)。
  • 最大利回りは、2.202420886(年利に直すと、4.03%)。
  • 最小利回りは、1.355129394(年利に直すと、1.53%)。

 1988~2021年の間に20年国内債券に投資した場合、平均で2.87%の利回りが得られ、最高で4.03%・最低でも1.53%の利回りが得られました。

 30年運用した場合の、平均利回り・最大利回り・最小利回りは以下です

  • 平均利回りは、2.572834003(年利に直すと、3.20%)。
  • 最大利回りは、2.720494229(年利に直すと、3.39%)。
  • 最小利回りは、2.302750561(年利に直すと、2.82%)。

 1988~2021年の間に30年世界株式に投資した場合、平均で3.20%の利回りが得られ、最高で3.39%・最低でも2.82%の利回りが得られました。30年運用すると運用結果のばらつきが少なくなり、年利が3%にかなり近づきます。

 これらを元にグラフにしたのが先ほどのものです。

国内債券の20年・30年利回りの図解

 ちなみに、20年・30年の利回りのデータを、年利に変換する計算は以下です。

・20年利回りを変換する計算
→20年利回りの数値^(1/20)-1

・30年利回りを変換する計算
→30年利回りの数値^(1/30)-1

 たとえば、1988~2007年の20年利回り:2.200477834を年利に変換するには、以下のように計算します。
→2.200477834^(1/20)-1=4.02%

計算に使ったエクセルのダウンロード

 計算に使ったエクセルをダウンロードできるようにしておきますので、くわしい計算内容がみたいかたはダウンロードしてみてください。

>>kokunai_saiken_20_30_01.xlsx


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