「投資信託は、インデックスファンドを選ぶ」で、投資信託は、インデックスファンドを選ぶと良いと解説しました。インデックスファンドを選ぶと良い理由は、コストが安いからでした。
ただ、投資信託は、各販売会社で取り扱い銘柄が違うため、最もコストが安いインデックスファンドがどれなのか分かりにくいです。また、隠れたコスト(信託手数料以外の運用報告書にしか記載されないコスト)があることも、コストを把握しにくい原因になっています。では、どうやって、最もコストが安いインデックスファンドを見つければ良いのでしょうか?
その問いに答えるために、運用にかかるコスト(=隠れたコストも考慮したデータ)が安い順に、全インデックスファンドを一覧表にしてみました。*一覧表の項目は、(1)運用にかかるコスト(2)信託報酬(税抜)(3)マザーファンドの総資産額です。
* インデックスファンドの数が多いカテゴリーは、運用にかかるコストが安い順に、上位の10ファンドのみ掲載しています。
ファンド名 | 運用にかかるコスト** | 信託報酬(税抜) | 総資産額*** | 販売会社一覧へ |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.110% | 0.104% | 421億 | 一覧へ |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 0.170% | 0.104% | 1兆2263億 | 一覧へ |
Smart-i Select 全世界株式インデックス | 不明 | 0.104% | 不明 | 一覧へ |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.228% | 0.19% | 1080億 | 一覧へ |
たわらノーロード 全世界株式 | 0.289% | 0.120% | 5364億 | 一覧へ |
** 信託手数料以外のコスト(委託手数料・有価証券取引税・保管管理等)も含めたデータです。信託手数料と比較して、この数値がかなり高いものは、隠れた高コスト銘柄なので注意してください。
*** マザーファンドの総資産額です。
※上記のデータは、2022年9月現在のものです。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド の主要な販売会社 |
(販売会社のホームページへ) マネックス証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 auカブコム証券 SMBC日興証券 岡三証券 GMOクリック証券 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の主要な販売会社 |
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Smart-i Select 全世界株式インデックスの主要な販売会社 |
(販売会社のホームページへ) SBI証券 auカブコム証券 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの主要な販売会社 |
(販売会社のホームページへ) マネックス証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 auカブコム証券 SMBC日興証券 岡三証券 GMOクリック証券 フィデリティ証券 |
たわらノーロード 全世界株式の主要な販売会社 |
(販売会社のホームページへ) マネックス証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 auカブコム証券 SMBC日興証券 岡三証券 |
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