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ノーロードファンドとは

ファンドの購入には、購入手数料がかかります。

信託手数料とは別に必要になる購入手数料は、結構大きな負担です。そのため、購入手数料はできるだけ少ないほうが望ましいでしょう。そこでおすすめなのが、"ノーロードファンド"です。

ノーロードファンドとは、購入手数料が無料のファンドのことです。ここでは、ノーロードファンドの利点と欠点向き不向きについて解説したいと思います。

利点と欠点
まず始めに、ノーロードファンドの利点と欠点について解説したいと思います。

1.ノーロードファンドの利点は、余計な手数料が不必要資金の引き上げが容易なことです。
ノーロードファンドは、購入手数料を払わなくて良いため、余計な手数料がいりません。また、購入手数料を払っていないので、身軽に資金の引き上げが可能です。

    なぜ身軽に資金の引き上げが可能なのか?購入手数料が1.05%のファンドを買った場合、5年保有の後、売却すれば1年あたりの手数料の負担は0.21%(=1.05/5)で済みます。しかし、1年で売却してしまうと、そのまま1.05%分リターンから減ってしまうことになります。これは結構大きな負担です。上記のように、短期間でファンドを解約(または売却)すると手数料の負担が重いため、購入手数料のかかるファンドは身軽に解約(または売却)できません。
図:購入手数料が必要なファンドは、短期間で売却すると負担が重い
購入手数料が必要なファンドは、短期間で売却すると負担が重い

2.ノーロードファンドの欠点は、種類が少ないことです。
ノーロードファンドは、種類が少ないためノーロード(=購入手数料無料)にこだわると、選べるファンドがかなり限られてしまいます。よって、ノーロードは、投資を検討するときの、条件の1つとして考えるのがいいでしょう。

向き不向き
ノーロードファンドの利点と欠点についてはお分かり頂けたと思います。次に、ノーロードファンドに投資するのに向いている人、向いていない人はどんな人か?を解説していきます。

1.ノーロードファンドへの投資が向いている人は、短期的な投資をする人初心者の方です。
先ほど解説したとおり、短い期間で解約した場合、購入手数料の負担は重いです。よって、長期の投資をするつもりのない人にとって、ノーロードファンドは最適といえます。また、先に購入手数料を払う必要がないので、いつでも撤退できます。そのため、投資信託を新しく始める初心者の方にも良いでしょう。

2.向いていない人は、長期投資をする人です。
長期で運用する場合は、購入手数料の負担が軽くなります。投資信託の中には、購入手数料がかかるが優秀なものも多いです。したがって、購入手数料無料のものだけではなく、他のことも重視して選ぶべきです。

    ノーロードファンドには、優れたものはないのか?もちろん、ノーロードファンドにも優秀なものはあります。あくまで、ノーロードファンドのみにこだわるべきではないということです。








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