外国株式投資信託に、STAM グローバル株式インデックスオープンというファンドがあります。STAM グローバル株式インデックスオープンは、インデックスファンドですので、信託手数料が安く済みます。外国株式に投資するこのファンドは、資産を円以外でも持っておきたいという人に適しています。
しかし、外国株式インデックスファンドは、STAM グローバル株式インデックスオープンだけではありません。他にもいくつか候補があるはずです。それらの候補の中で、なぜ、おすすめと言えるのでしょうか?おすすめだと言える理由は、以下です。
- ●繰上償還の危険性が少ないから
●総コストが最も安いから
●高い分散効果があるから
外国株式インデックスの中で、最もSTAM グローバル株式インデックスオープンがおすすめであると解説しました。3つの理由を挙げましたが、まず”繰上償還の危険性が少ないからおすすめ”という理由から説明したいと思います。その理由は、総資産額が多いからです。
主に、繰上償還*が起こるのは、総資産額が少なくなりすぎた場合です。繰上償還は、総資産額が少なくなりすぎると分散投資ができなくなるため、行われます。STAM グローバル株式インデックスオープンは、総資産額**が非常に大きい(1128億)です。そのため、少し解約が多くなったくらいでは、分散投資ができなくなることはありません。したがって、現在の総資産額が多いSTAM グローバル株式インデックスオープンは、繰上償還の危険性が少ないと言えます。
* 繰上償還とは、信託期間の途中で償還されてしまうことです。繰上償還を行う条件は、目論見書に記載されています。
** ここでいう総資産額は、マザーファンドの総資産額です。
図:代表的な外国株式インデックスの総資産額一覧
| ファンド名 | マザーファンドの総資産額 |
| STAM グローバル株式インデックスオープン | 1128億 |
| すみしん外国株式オープン | 1230億 |
| 中央三井 外国株式インデックスファンド | 3127億 |
| PRU海外株式マーケット・パフォーマー | 76億 |
総コスト最もが安い
STAM グローバル株式インデックスオープンは、途中償還の危険性が低いため、おすすめであると解説しました。
ただ、総資産額が多くても、総コスト***が高ければ意味がありません。STAM グローバル株式インデックスオープンの総コストは安いでしょうか?
STAM グローバル株式インデックスオープンの総コストは、外国株式インデックスファンドの中で、最も安い(0.85%)です。各ファンドの総コストは、以下です。
総コストの安い外国株式インデックスには、(1)STAM グローバル株式インデックスオープン(2)すみしん 外国株式インデックスオープン(3)中央三井 外国株式インデックスファンド(4)PRU 海外株式マーケット・パフォーマーの4つがあります。(1)STAM グローバル株式インデックスオープンの総コストは、0.85%です。(2)すみしん 外国株式インデックスオープンの総コストは、1.19%です。(3)中央三井 外国株式インデックスファンドの総コストは、1.20%です。(4)PRU 海外株式マーケット・パフォーマーの総コストは、1.37%%です。したがって、STAM グローバル株式インデックスは、総コストが最も安いと言えます。
- なぜ、信託手数料で比較しない? 今回の比較対象に、信託手数料だけでは、正確に比較できないファンドが含まれているからです。
運用にかかる手数料は、信託手数料だけではありません。今回、比較の対象に入っている"PRU 海外株式マーケット・パフォーマー"は、信託手数料以外の運用にかかるコストが、非常に高いファンドです。具体的には、運用にかかるコストの"保管管理等"の額が、他の3つのファンドと比べて異常に高いです。したがって、信託手数料のみではなく、総コストで比較しました。
※ファンド比較には、総コストではなく、信託手数料を使うのが基本です。なぜなら、信託手数料以外の数値は、毎年かなり動くからです(一方、信託手数料は、ずっと変わりません)。よって、今回のように、信託手数料以外が非常に高いものを、比較対象に含む場合だけ、総コストで比較しましょう。
図:外国株式インデックスファンドの総コスト比較
| ファンド名 | 運用にかかるコスト | 販売手数料****(5年保有する場合) | 信託財産留保額(5年保有する場合) | 合計 |
| STAM グローバル株式インデックスオープン | 0.84% | 0%(無料) | 0.01%(=0.05%÷5) | 0.85% |
| すみしん 外国株式インデックスオープン | 0.94% | 0.21%(=1.05%÷5) | 0.04%(=0.2%*****÷5) | 1.19% |
| 中央三井外国株式インデックスファンド | 0.95% | 0.21%(=1.05%÷5) | 0.04%(=0.2%÷5) | 1.20% |
| PRU 海外株式マーケット・パフォーマー | 1.33% | 0%(無料) | 0.04%(=0.2%÷5) | 1.37% |
※"運用にかかるコスト"の計算は、下記記事を参考に行いました。
参照:投資信託 見えにくいコスト(外部サイト)
※"運用にかかるコスト"の数値は、近年の平均値を使用しています。
**** 販売手数料は、最も安い販売会社のものを使用。
***** 購入時と売却時に、信託財産留保額がかかります(各0.1%)。
図:販売手数料が、最も安い販売会社一覧
| ファンド名 | 販売手数料が、最も安い販売会社 |
| STAM グローバル株式インデックスオープン | フィデリティ証券 |
| すみしん 外国株式インデックスオープン | 住友信託銀行(1.05%) |
| 中央三井外国株式インデックスファンド | フィデリティ証券 |
| PRU 海外株式マーケット・パフォーマー | 楽天証券(0%) |
高い分散効果がある
STAM グローバル株式インデックスオープンは、途中償還の危険性が低く、総コストが最も安いことを解説しました。最後に、投資信託選びの重要な点”分散投資効果”についてみていきましょう。STAM グローバル株式インデックスオープンの分散投資効果は、高いと言えます。その理由は、1200銘柄程度に投資しているからです。
多くの銘柄に投資すればする程、分散投資効果は高まります。STAM グローバル株式インデックスオープンは、日本以外の先進国の1200銘柄程度に投資しています。1200銘柄という数字は、他の外国株式ファンドと比べてもかなり高い水準です。したがって、STAM グローバル株式インデックスオープンは、外国株式ファンドの中で、分散投資効果が高いと言えます。
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