近年、エマージング(新興国)は、非常に大きな成長を遂げています。エマージング(新興国)全体の株式の成長を表すインデックス"MSCI エマージング・マーケット・インデックス"は、年率10.00%(10年リターン)のリターンをあげています。このように、エマージング(新興国)は、先進国では考えられないような高成長が望めます。
しかし、エマージング(新興国)は、経済面や政治面でまだまだ不安定です。そのため、エマージングに投資する際は、リスク分散に、特に注意をはらう必要があります。リスク分散の方法としては、エマージング全体に分散投資*する方法が有効です。エマージング全体に分散投資することで、一国では非常に不安定なエマージング(新興国)経済の一国あたりの影響を軽減させ、値動きを安定させることができます。では、どうすればエマージング(新興国)全体に分散投資できるのでしょうか?
海外ETF**に投資することで、エマージング(新興国)全体に分散投資することができます。ちなみに、エマージング全体の株式インデックスに連動する海外ETFの銘柄には、"バンガード・エマージング・マーケットETF"と、"iシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンド"とがあります。
* 分散投資の効果についての解説はこちら→分散投資が出来る
** 海外ETFとは、海外の市場に上場されているETFのこと。
海外ETFは、海外ETFを扱う証券会社だけでしか購入できません。海外ETFを扱う証券会社は、以下です。なお、海外ETFを購入する際の手数料も、記載しておきました。
図:海外ETFを扱う証券会社一覧
証券会社名 (会社のHPへ) |
購入手数料 |
SBI証券 |
約定代金の0.495%(最低:0米ドル、最大:22米ドル) |
楽天証券 |
約定代金の0.495%(最低:0米ドル、最大:22米ドル) |
マネックス証券 |
約定代金の0.495%(最低:0米ドル、最大:22米ドル) |
図:エマージング(新興国)への投資の全体像
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海外ETF以外のインデックスファンドはないのか?
2022年9月現在、エマージング全体の株式インデックスに連動する―インデックスファンドには、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」・「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」・「My SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)」・「ニッセイ 新興国株式インデックスファンド」・「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」などがあります。5つとも、SBI証券
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取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
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資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
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「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
・公式ページ