ファンドなどの過去のリスクデータは、簡単に入手できます。入手できる場所には、以下があります。まず、投資信託情報サイトの"モーニングスター"です。さらに、運用会社で公開されている―"運用レポート"などがあります。
ただ、入手できるデータは、1年あたりの数値です。モーニングスターでの表記を、例に挙げてみましょう。例えば、"パフォーマンス情報"の"3年のσ:シグマ(=リスク)"が20%と表記されていたら、過去3年の1年あたりのリスクは、20%だったという意味です。また、"パフォーマンス情報"の"5年のσ:シグマ(=リスク)"が10%と表記されていたら、過去5年の1年あたりのリスクは、10%だったという意味です。
しかし、全ての人の想定運用年数が、1年とは限りません。想定運用年数例としては、1年・5年・10年・20年などが考えられます。では、どうすれば、自分の想定運用年数の―リスクデータが入手できるのでしょうか?
1年あたりのリスクを、想定運用年数のリスクに変換すればいいです。具体的な計算式は、リスク×√運用年数 です。なお、以下の計算例に使用した数値は、(1)リスク:10%(2)想定運用年数:5年 です。
図:想定運用年数のリスク計算例
補足1:エクセルで計算する場合、√の計算は、SQRT(数値)で行う。例えば、上記の計算をエクセルでする場合、=0.1*SQRT(5) と入力する。
- わき道にそれますが、googleの検索窓に、計算式を入力しても計算できます。(√の入力は、"ルート"もしくは、"√"と入力する)
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
・公式ページ
「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
・公式ページ