投資収益の計算をするには、過去の運用データ(リターン・リスク)が必要です。なぜなら、投資収益を求める計算式に、過去の運用データ(リターン・リスク)が必要だからです。*
* 投資収益を求める計算式は、こちら→複数年運用後の値動き幅の計算式(別窓)
ただ、過去の運用データにはさまざまなものがあります。例えば、以下のようなものです。まず、モーニングスターで取得できる過去1・3・5年の運用データがあります。また、過去の値動きデータから、自分で計算した運用データもあります。**さらに、年金の公的運用機関の運用データなど、さまざまなものがあります。
** 過去の値動きデータから、自分で運用データを計算する方法はこちら→希望の期間のリターンデータ取得方法(別窓)
それらの運用データの中から、妥当なものを選ばなければなりません。それは、前提のデータが妥当なものでなければ、計算結果も妥当なものではなくなってしまうからです。なぜなら、(1)投資収益は、運用データを元に計算しますが、(2)その運用データが間違っていれば、計算結果も間違うからです。
妥当な運用データは、年金の公的運用機関(正式名称:年金積立金管理運用独立行政法人)の運用データだと―私は思います。なぜかというと、148兆円(2005年3月時点)の運用資金を誇る―年金の運用機関が、運用に使用しているデータだからです。この運用データは、年金の運用機関が、各投資対象の過去の実績(1978年~2007年)を元に作っています。また、年金の運用機関が、運用の指針にしています。では、年金の運用機関の運用データは、どこで取得できるのでしょうか?
年金の運用機関のホームページで、取得できます。具体的な取得方法は、以下です。
1. | まず、年金の運用機関のホームページの「 基本ポートフォリオの考え方」を表示します。 |
2. | 1.にある「基本 ポートフォリオの変更について(詳細)」という題名がついているPDFファイルが運用データです。 |