「積み立て・取り崩しのリバランス額計算を簡単におこなう方法」で、積み立て・取り崩しでのリバランス計算を簡単におこなえるwebプログラム―"リバランス額計算ツール(積み立て・取り崩し用)"を紹介しました。"リバランス額計算ツール(積み立て・取り崩し用)"は、資産内容・目標比率・投資額(または取り崩し額)を入力すれば、投資すべき銘柄と額とを自動で計算できるツールです。
ただ、紹介したwebプログラムでは、"売買でのリバランス計算"ができません。しかし、売買でのリバランスはおこなわないので、そんな計算は必要ない―という方もおられるかもしれません。売買でのリバランスが避けられる理由は、(1)売買でのリバランスは、ポートフォリオのバランス調整に"ファンドの売却"をおこなう可能性がありますが、(2)"ファンドの売却"には、信託財産留保額と、利益が出ていた場合は税金とがかかるからです。
ただし、最終的には、売買でのリバランスをしなければならなくなる可能性が高いです。いずれ売買でのリバランスが必要になる可能性が高い理由は、以下です。(1)投資額が大きくなると、ポートフォリオのずれも大きくなります。例えば、3,000万円分の資金が積み上がったポートフォリオに10%のずれがある場合、300万円分のずれが発生していることになります。(2)この大きくなったずれを、月々の積み立てのみでリバランスするのは困難だからです。では、売買でのリバランスが必要になったときに、簡単にリバランス計算をおこなうには、どうすればいいのでしょうか?
売買でのリバランスの計算を簡単におこなえる―webプログラムも作りましたので、ご利用ください。
→リバランス額計算ツール(売買用)
- ※追記(2013/03/06)
android版も作成しました→リバランス額計算ツール(android用)
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
・公式ページ
「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
・公式ページ