「リバランスの効果」で、リバランスをおこなうと、リバランスをおこなわなかった場合に比べ、リターンが高くなる―というデータがあることを解説しました。
ただ、リバランスは、資産の比率のバランスを調節するだけです。リバランス実行時におこなうことは、(1)ポートフォリオの状況を確認し、(2)ファンドの売買をする(比率が下がっているものを買い、比率が上がっているものを売る)―の2つです。では、なぜ、リバランスで、リターンが上昇したのでしょうか?
それは、リバランス実行時に、有利な価格で取引できたからです。有利な価格で取引できた理由は、以下です。なお、以下は、"リバランスの売却時"の場合です。
リバランスの売却時には、"比率が上がった資産"を売ります。"比率が上がった資産"は、保有している他の資産に比べ、相対的に価格が高くなっています。したがって、リバランスをおこなうことで、相対的に高い価格で―資産が売却できます。
※ "リバランスの購入時"は、同じ理屈で、相対的に安い価格で―資産が購入できます。
図:リバランスのリターン上昇のしくみ
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