4資産分散ポートフォリオ*は、とてもおすすめのポートフォリオです。4資産分散ポートフォリオがおすすめであると言える理由は、以下です。まず、伝統的4資産に均等に投資することで、リスクが大きく下がるからです**。また、伝統的4資産は、長く運用に利用されてきた資産だからです。
* 伝統的4資産(国内株式・外国株式・国内債券・外国債券)に25%ずつ投資するポートフォリオのこと。
** 4資産ポートフォリオのリスクはこちら→代表的なポートフォリオのリターン・リスク(リンク先の"安定運用"を参照)
ただ、4資産分散ポートフォリオは、ポートフォリオを組んだ後に積み立て(または取り崩し)でリバランスをする場合の―計算が非常に面倒だという弱点があります。投資信託の積み立て(または取り崩し時)のリバランス額計算の手順は、以下です。なお、以下は、積み立て時の手順です。(1)保有している各々のファンドの時価を計算(=口数×基準価格÷10000)します。(2)各々のファンドの時価が、ポートフォリオ全体の時価のどの程度の割合になっているのかを計算(=ファンドの時価÷ポートフォリオ全体の時価)します。(3)ファンドの時価の割合によって、投資額を調整します(例えば、10万円積み立て投資する場合、"割合がかなり少なくなっている国内株式に8万円投資し、割合が少し少なくなっている外国債券に2万円投資する"―といった具合)。
特に、上記手順の(3)を厳密にやろうとした場合(=もっとも25%に近い割合になるように投資しようとした場合)、複雑な計算が必要になります。では、どうすれば積み立て・取り崩しのリバランス額を、簡単に計算できるのでしょうか?
その問いに答えるために、積み立て・取り崩しのリバランス額を、自動で計算できるwebプログラム(無料)を作りましたのでご活用ください。
→リバランス額計算ツール(積み立て・取り崩し対応)
- ※追記(2013/03/06)
android版も作成しました→リバランス額計算ツール(android用)
※ この記事では、4資産分散ポートフォリオへの―"リバランスソフトの利用"について解説しましたが、このソフトは、他のポートフォリオのリバランス計算にも利用できます。
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