ETFは、長期投資に向いた投資商品です。ETFが長期投資に向く理由は、(1)長期投資の場合、少しのコスト差が累積されていくため、信託報酬が安いほど運用益が多くなりますが、(2)ETFは、投資信託と比べて信託報酬が安いからです。
ただ、多くの場合、ETFは、投資信託のように自動積立ができません。なぜなら、(1)自動積立をおこなうには、「指定した金額分のETFを、毎月自動で積立する仕組み」が証券会社に必要ですが、(2)多くの証券会社の「ETF取引」には、その仕組みがないからです。
しかし、一部の証券会社では、「ETFの定額自動積立」ができます。では、どこの証券会社で、ETFの定額自動積立ができるのでしょうか?
ETFの自動積立ができる証券会社
auカブコム証券の「ワンコイン積立(プチ株)」というサービスを使えば、ETFを自動で積立できます。「ワンコイン積立(プチ株)」とは、設定した額に近い株数のETFを、指定した日に自動で積立してくれるサービスです。具体的な積立の例は、以下です
イ.買付銘柄:TOPIX連動型上場投資信託(銘柄コード:1306)
ウ.前日の終値:1,400円
1. | 30,000円(ア)÷(1400円(ウ)+300円(ストップ高の値幅))=17.50...(小数点以下切り捨て) |
2. | 1,500円(実際の約定価格)×17株+108円(手数料)=25,608円 |
注)上記の計算からも分かるように、ストップ高の価格で買付株数が決まるので、「自動積立の指定額」は実際に積立をしたい額より多めに設定した方がいいでしょう。
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
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「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
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