「ETFを自動積立する方法」で、ワンコイン積立(プチ株)を使えば、ETFの自動積立ができると解説しました。上記のサービスを使えば、設定した積立額に応じて、毎月自動で適切な株数を購入してもらえます。
ただ、ワンコイン積立(プチ株)には、投資信託の自動積み立てよりも不利な点があります。では、不利な点とは何でしょうか?
ワンコイン積立(プチ株)が、投資信託の自動積み立てよりも不利な点は以下です。
(1)手数料がかかる
ワンコイン積立(プチ株)の手数料は、以下です。まず、約定代金2万円まで100円(税抜)かかります。そして、約定代金が1万円増えるごとに67円(税抜)加算されます。
ただし、手数料の影響は少ないです。手数料の影響が少ない理由は、以下です。まず、長期投資の場合、一度しかかからない手数料の負担は長期投資で薄まるからです*。また、以下の表のようにワンコイン積立(プチ株)は、継続するほど手数料が安くなるからです(最大50%割引)。
* 参考→長期投資の利点:コストが低下する
図:ワンコイン積立(プチ株)の手数料割引
積立回数 | 割引 |
---|---|
1回 | 0%割引 |
2回 | 10%割引 |
3回 | 20%割引 |
4回 | 30%割引 |
5回 | 40%割引 |
6回以降 | 50%割引 |
(2)引き落とし銀行が少ない
ワンコイン積立(プチ株)は、auカブコム証券の口座、もしくは限られた銀行からしか引き落としできません。引き落としができる銀行は、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・ジャパンネット銀行・スルガ銀行・大垣共立銀行―の7行だけです。
そのため、"限られた引き落とし銀行"の中にメイン銀行があればいいのですが、そうでない場合は、"限られた引き落とし銀行の口座"か、"auカブコム証券の口座"にあらかじめお金を入れておく必要があります。